『ヤバい経済学』を読みつつ、大相撲の千秋楽をチェックしたら7勝7敗の力士4人が4人とも勝った

大相撲

ヤバい経済学 [増補改訂版]』を読んでいます。

「銃とプール、危ないのはどっち?」「ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?」「出会い系サイトの自己紹介はウソ?」など、世の中のあらゆる事象について、経済学の視点から分析し、一般的な認識との差異を明らかにしている書籍です。

シカゴ大学のスティーヴン・D・レヴィット教授の分析を読んだニューヨーク市在住の作家・ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナー氏が「ぜひ世に出したい」ということで執筆されたものとのことです。

その中で「相撲の力士は八百長なんてしない?」という項目が取り上げられています。

大相撲の力士は一場所で15番ずつ取組(15試合)を行い、8勝以上すると番付が上がります。したがって、番付が上がる8勝7敗と番付が下がる7勝8敗では大きな差があります。十四日目が終わった時点で7勝7敗の力士は、千秋楽(十五日目)はどうしても勝ちが欲しいところです。

スティーヴン教授は、7勝7敗の力士と8勝6敗の力士が千秋楽で対戦した時の取組結果を集めたそうです。その2人の力士の対戦結果は、初日から十四日目での勝敗はほぼ50%の互角であったそうです。

しかし、千秋楽の取り組みになると7勝7敗の力士の勝率が80%と格段に高くなっているという事実がわかったそうです。

そこで、実際にチェックしてみようと思ったところ、今日が三月場所の千秋楽。そうすると、さらに都合の良いことに、7勝7敗の力士と8勝6敗の力士との取組が4番もありました。

該当する取組は以下の4つ。

  • 豪栄道(東前頭8枚目・7勝7敗) – 垣添(西前頭14枚目・8勝6敗)
  • 若ノ鵬(東前頭4枚目・7勝7敗) – 栃乃洋(西前頭8枚目・8勝6敗)
  • 稀勢の里(東小結・8勝6敗) – 琴奨菊(西関脇・7勝7敗)
  • 千代大海(西大関・8勝6敗) – 琴光喜(西大関・7勝7敗)

本来なら番付による考察(上3つの取組は7勝7敗の力士の方が番付が上)や、過去の対戦成績からの比較(千代大海と琴光喜の過去一年の対戦は、琴光喜関の4勝1敗)が必要だと思いますが、ここでは単純に結果だけを見てみたいと思います。

[17:30追記] 注目の取り組みの結果は…..

» 平成二十年 三月場所 千秋楽の取組および結果(幕内) – goo 大相撲

  • ○ 豪栄道(8勝7敗) – 垣添(8勝7敗) × 「上手投げ」で「豪栄道」の勝ち
  • ○ 若ノ鵬(8勝7敗) – 栃乃洋(8勝7敗) × 「寄り切り」で「若ノ鵬」の勝ち
  • × 稀勢の里(8勝7敗) – 琴奨菊(8勝7敗) ○ 「上手投げ」で「琴奨菊」の勝ち
  • × 千代大海(8勝7敗) – 琴光喜(8勝7敗) ○ 「突き落とし」で「琴光喜」の勝ち

見事に4番とも7勝7敗だった力士が勝ちを収め、8人揃って8勝7敗で三月場所を終えられました。上3つの取組は番付が上の力士が勝ち、「千代大海 – 琴光喜」は琴光喜関が過去1年で4勝1敗と勝ち越していましたが、いやはや、勝ち越しのかかった力士の強さはスゴイの一言です。

スティーヴン教授は、以下のようにも書かれています。

データをどういじっても出てくる答えはいつも同じだ:相撲に八百長なんかないとはとても言い張れない。

今回の結果は、あくまで「一つの結果」としてお考えください。

▼ヤバい経済学 [増補改訂版]
ヤバい経済学 [増補改訂版]

1件のコメント

  1. 裁判までやって一体何騒いでいるんでしょうね、今の相撲界は。
    週刊誌の記事なんぞ相手にしなければいいのに。
    八百長の存在なんて前提として我々は相撲を観ているのです。
    必死になって否定されると「八百長は悪い事」と思ってしまいます。

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