[読書メモ]『一流の達成力』

一流の達成力 書籍
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メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで活躍している大谷翔平選手が花巻東高校時代に書いていたことで話題になった「マンダラチャート」を用いた目標達成するための本。

目標達成に必要なもの、目標の考え方、目標達成刷るための知恵を学べます。

『一流の達成力』のポイント

  1. 目標には「私-社会・他者」と「有形-無形」の2軸による4つの観点が必要
  2. 「マンダラチャート」を使うことでより明確な目標を立て、達成しやすくなる
  3. 目標達成のためには行動を習慣化させる

印象に残った所

多くの人が目標を達成できない3つの要因

1つ目は立てた目標はあるものの、達成するにはどう行動すればいいのかが明確ではないこと、2つ目は目標を達成するのに適したツールがないこと、そして、3つ目は目標が偏ってしまっているためです。

自己効力感や自己肯定感を上げる方法

どうしたら自己効力感(能力に対する自信)や自己肯定感(自分を好きであること)をあげることができるのか。

そのためには、日誌を書くことをお勧めします。

日誌をつけることは、自分自身の内省・振り返りにつながります。日誌をつけて内省・振り返りをしていると、今日1日で良かったことや悪かったことが出てきて、それらを分析する能力が高まります。

毎日の良かったことを文字に書き貯めていくと、感情と記憶によってそれらが徐々に貯まっていき、自己効力感、エフィカシーが高まっていくのです。

もう1つは、日誌を書いていくと1日の心地よい体験、他者から「ありがとう」と言われた体験ややり取りが記憶され、自己肯定感(=セルフ・エスティーム)が高まっていきます。

目標を立てるときの「4つの観点」

夢や目標の達成に必要な要素とは、「自分自身に対する目に見える夢や目標」と「他者や社会に対する目に見えない夢や目標」があり、この2つがあって初めて相乗効果を生み出す。

【有形】とは、成績、順位、表彰、地位、役割、お金、物、人物、情報、時間など
【無形】とは、感情、誇り、気持ち、意欲、態度、姿勢、性格、理想像、資質など

【社会・他者】とは、親、親戚、兄弟姉妹、職場仲間、パートナー(配偶者)、子ども、友人、地域社会、国など

目標は「私×有形」「社会・他者×無形」の2つがあっていい。というよりも、2つがなければいけないのです。

あるべき姿

人生の目標は、土台は心を磨く、言い換えれば社会貢献できる人格を育てるために必要な目標「社会・他者×無形」考える方がいい。

たすき掛けの法則というものがありますが、「社会・他者×無形」の目標が増えたら、同時に「私×有形」の目標も増えていきます。

あるべき姿が生まれると、おのずと行動すべきものも見えてきます。

感情のアナウンスキーワード

自信、自己実現、達成感、満足感、充実感、誇り、プライド、あこがれ、喜び、自立する、期待できる、自己肯定、前向き、明るい気持ち、幸せを感じる、やる気が高まる、元気になる、生き生きする、ワクワクする、活気、勇気が湧く、感動する、うれしい、感激する、感謝する、おかげです、自分を認める、確信を得る、責任感が育つ、美しい、自分を好きになる、自由になる、やりがいを持つ

「マンダラチャート」の書き方

「マンダラチャート」とは、クローバ経営研究所の松村寧雄氏が開発。アメリカでは組織を変えた開発として、トヨタの「カンバン方式」ともも紹介されています。

「マンダラは人間の心理、求めるもの、それを所有するに至る」

【マンダラチャートの書き方】

  1. シートの中心に1つ、あなたがなし得たい目標(テーマ)を書く。
  2. 真上から時計回りに、中心の目標を達成するために必要な要素を8つ落とし込んでいく。(基礎思考)
  3. 8つそれぞれの目標に対して、真上から時計回りに、やるべきこと、行動目標を8つ書き込んでいく。(実践思考)

実践思考とは、その言葉を聞くと具体的な活動や行動、その活動場面がイメージできる言葉のことを指す。

シートの中心に置くのは、誰もが挑戦できる再現性のあるものを目標に落とし込んだほうが、そこから広げていった行動目標なども具体的に見えてきます。(再現性のあるものとは、売上目標、資格取得、大会優勝などのほかに、収入、地位、ダイエットなど数値化しやすい目標)

「基礎思考」の8つの要素には「心・技・体・生活」をバランスよく入れる。

【心】メンタルの強さ、ポジティブ思考、感情コントロール、感謝の心 など
【技】スキルの向上、キャリア、ノウハウ、自己分析、努力 など
【体】体力づくり(トレーニングの継続)、健康・体調管理 など
【生活】仕事をしていないときの過ごし方、家族との過ごし方、交友関係 など

外面ばかりでなく、内面も磨こうという人の方が、目標の達成率が高い。

私生活が充実すると、仕事も充実するようになります。最終的なゴールを達成した成功者たちの優先順位は過半数が心と生活を大切にしています。

8つの「実践思考」には、より具体的に行動すべき事柄を考えて落とし込んでいきます。数字、期日など具体的な定量目標に落とし込んでいきます。(期日行動)

もう1つがルーティン行動で、日々や定期的に繰り返すことで成果を上げる行動を言います。それらのルーティン行動が毎日できたかどうかで◯×を判断していきます。

期日、数字にコミットできるということは、あなたが目指す中心のテーマ、つまり、一番達成したい目標に対して強い意志を持っているということです。

実践思考で目標に対して行動する上で、次に大切なことは、行動をルーティン化するこた。無意識のうちにそれを行えるようにすることで、言い換えれば「習慣化」させるということ。

実践思考での行動設定のポイントは「あなたを助けてくれる人が喜ぶこと」。あなたの目標達成のためには、実はあなたを応援してくれる人がどれくらいいるかでも決まってきます。

目標はけっして1人で達成できるものではありません。周りの人を助け、助けられてこそ「私×有形」「社会・他者×無形」の両方の目標を達成できるのです。

かけなかったマスや空白はあなたの成長ポイント

目標達成、成功の要因

目に見えない成功の要因として「運」というものが挙げられます。大谷選手のシートの基礎思考にも運とあったように、運を引き寄せる人とそうでない人が世の中には存在します。

運というものは自ら引き寄せることができるのです。

同じ方法で仕事に取り組んでも結果を出せる人と出せない人に分かれ、収入が何倍も違ってきます。

それはなぜかといったら、パフォーマンスとはマニュアルは同じであっても、その人の思考に違いがあるからです。その人がどんな気持ちや心で接しているか、つまり、どんな感情で動いているかで大きく違ってくるのです。

パフォーマンスは、実は物事のやり方や方法論だけではなく、どんな気持ちや感情を選択しているかに左右されます。要は運の高い人というのはプラスの感情を自分で選択し、行動している人なのです。

つまり、運を意図的に引き寄せているということなのです。

よくプラス思考を間違ってとらえている方がいます。どんなにつらいときでも「ありがとう」と言い、明るく振る舞うことがプラス思考だという考え方があります。それはそのときの、暗く、みじめで消極的な気持ちや感情を引きずったまま、すなわちマイナスの感情を選択したまま、次の行動をしても結果が出ないということを伝えているのです。

嫌なこと、マイナスなことはそのまま家に持ち帰らない方がいい。会社で日誌を書くことにより、1日を文字で振り返り→改善行動を自ら生み出し→良かった自分にも気づき自信を高め→プラスの感情の選択で締めなさい。

すると相手は何が起きても自分次第と、安心して「また明日もがんばろう」となる。

人格形成の手段

人格形成の手段は「心づくり」にある

  1. 「心を使う」目標設定用紙、マンダラチャートで未来のイメージを鮮明に描く
  2. 「心をきれいにする」清掃、奉仕活動、エコ活動、社会貢献活動をする
  3. 「心を強くする」ルーティン行動を、特例を決めないで愚直に続ける
  4. 「心を整理する」毎日を振り返る。未来の成功のための準備を行う
  5. 「心を広くする」「ありがとう」「おかげさまです」という感謝の気持ちを持つ

どう活かすか

最後に著者の原田さんは『目標を達成する力とは「技術」である』と書かれています。

技術を身につけるためには実践しかありません。

4つの観点から目標を立て、マンダラチャートに落とし込み、達成していくことでそのまま生活に活かされていきます。

» 『一流の達成力』(原田隆史 著)
『一流の達成力』(原田隆史 著)