映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観てきた

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

トム・クルーズ主演のSF映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観てきました。

日本のSF小説が原作で、「ボーン・アイデンティティー」シリーズの監督・製作総指揮であるダグ・リーマンが監督となって製作した、今年の夏、話題の作品です。

ストーリー
謎の侵略者“ギタイ”からの激しい攻撃で、滅亡寸前に追い込まれた世界。戦闘スキルゼロのケイジ少佐は最前線に送り込まれ、開戦5分で命を落とす。だが次の瞬間、彼は出撃前日に戻っていた。その時から同じ日を無限に繰り返すケイジ。やがて彼は最強の女性兵士リタと出逢う。ケイジのループ能力が敵を倒す鍵になると確信したリタは、彼を強靭な“兵器”に変えるべく、徹底的に鍛え上げる。“戦う・死ぬ・目覚める”のループを繰り返すことで別人のように成長したケイジは、世界を、そしてかけがえのない存在となったリタを守りきることができるのか──?

とにかくトム・クルーズがやられまくる

今回、トム・クルーズの役は戦闘スキルがまったくないアメリカ軍の広報担当。そのため、最前線に送り込まれるもあっという間にやられてしまいます。ところが、最初にやられる時にとったある行動により、出撃する前日に戻るというループ能力が備わってしまいます。

身につけたループ能力により徐々に戦闘能力を高めていくケイジ。そしてリタと出会い、さらにパワーアップして、世界を救うべく立ち向かっていくのです。

今までのトム・クルーズであれば登場した時から完璧な能力を兼ね備えているか、もしくは最初は能力がなくてもあっという間に成長していましたが、この作品は違います。

とにかくやられます。あっという間にやられます。テンポよくやられます。時に情けないやられ方もします。113分の上映の中でおそらく100回くらいはやられます。1分に1回、トム・クルーズがやられる映画は今までになかったでしょう。

それでも少しずつ戦闘能力を高め、緊張する局面になると戦い抜いていくトム・クルーズ。カッコいいです。

やられてスキルを磨くことで自分もトム・クルーズになれる

この作品を観た後、「仕事に活かすポイントはないか」と考えてみると、仕事において結果を出している人というのは、必ず以下のことをやっているということに思い当たりました。

「うまくいかなかったら、別のことを試してみる」

ループ能力を身につけたケイジは戦い抜くために、「あえてやられる」ことで戦闘スキルを高めていきます。時には、それまでやっていたやり方をすべて捨てて、別の方法を試してみたりもします。

私たちは一度やられたらやり直しが効きませんが、実際の所、仕事でうまくいかなくても命まで取られることはそうそうありません。

仕事でうまくいかなかったら、別のことを試していくことで必ず成果が生まれ、スキルを高めていくことができます。

うまくいく方法を積み重ね、スキルを高めることで、今まで経験したことのない問題に立ち向かっていく状況になったとしても、必ず成果を上げられるようになっていきます。

最初は情けない戦闘スキル0の身であっても、少しずつスキルを高めていくことで、ケイジのようにあらゆる場面で戦い抜いていけるようになれる、ということです。

「日本のライトノベルをハリウッドが本気で映画化」すると、超ド迫力でこんなにも完成度の高いものができるのか、と見終わった後の満足度が高く、非常におもしろい作品でした。

Blu-ray化されたら買ってもう一度観ようと思います。

» 映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公式サイト

こちらは原作の小説とコミック。映画とストーリーが異なるので、あわせてどうぞ。

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