顔の見えるお店 2.0

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ECで「顔が見えるお店」みたいな話きかなくなったな – フジイユウジ::ドットネット』より

なんか、2000年代も初頭頃に、ECサイトが凄い勢いで増えた時期があったと思うんですけど、そのころによく聞いた「顔が見えるお店(運営)」とかって、最近は聞かなくなったような気がします。

おそらく、「顔の見せるお店(運営)」が「あたり前になった」ので、あまり聞かなくなったのではないかと思います。

生産者の顔を見せるのは必須手段

ネットショップが開設され始めた当初は、「インターネット通販は相手の顔が見えないから不安で注文できない」という意識を持っている人が大多数でした。
そのため、ネットショップの店長さんたちは、お客さまの不安を少なくするため、店長の写真を掲載したり、野菜なら生産者の写真や農場の様子を掲載したり、実店舗がある場合は店舗の写真を掲載したりしました。
その時のノウハウが、ネットショップが一般的に認知された今では、お客様からの信頼性を向上させるための手法としてあたり前になっています。
さらに、今では「スタッフ」というだけでなく、「ソムリエ」や「パティシエ」、「一級○○士」といったプロフェッショナルがいることをウリにして、より信頼性を高めようとしている店舗も増えています。

店舗運営者の顔を見せず、お客さまの姿を見せる

中小規模の店舗では以前と同じように「顔の見えるお店」の手法も多く存在しますが、大型店舗ではどうでしょうか。
Amazon をはじめとした大型店舗で「店長の顔」を見ることは少ないと思います。
そのようなお店では「スタッフの顔」ではなく、「お客さまの姿」を見せるスタイルが多くあります。
「ヒット商品ランキング」や「購入者の感想」、「この商品を買った人は、この商品も買っています」機能などで、実際に多くのお客様がいること、常にお客で賑わっていることを演出しています。
店舗にとって、「お店に多くの客がいること」は信頼性を得やすいポイントです。
サービスが「自動販売機的」であっても、お客様の期待値を超える商品、サービスが提供され続けていれば、顧客を獲得でき、お客様が新たなお客様を連れてきてくれることにつながります。
1ページ、1ページ手作業で制作するか、システムを構築して自動的に生成するか、という違いはありますが「顔の見えるお店」という仕組みは必要不可欠です。
商材に合わせて、どの程度システムを組み合わせていくかも考慮しつつ、「顔の見えるお店」を構築し、運営していく必要があります。

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