2010年1月14日に泉ガーデンギャラリーで開催されたAMN主催のイベント『「レノボThinkPad新製品発表」ブロガーミーティング -10万円以下のモバイルPCについて考える- 』に参加してきました。
1月5日に発表された ThinkPad の新製品「ThinkPad X100e」と「ThinkPad Edge 13″」に関するイベントです。
日本国内のノートパソコンのシェアは10万円以下が 82%に
日本のノートパソコン市場は、格安で持ち運びしやすい「ネットブック」の登場、普及以後、一気に価格シェアが低下しました。
価格 | 2008年10月 | 2009年10月 | シェア増減 |
---|---|---|---|
6万円以下 | 5% | 31% | 26% |
6万円から8万円 | 25% | 27% | 3% |
8万円から10万円 | 25% | 24% | ▲1% |
10万円から12万円 | 15% | 5% | ▲10% |
12万円から14万円 | 11% | 5% | ▲6% |
14万円から16万円 | 5% | 3% | ▲2% |
16万円以上 | 14% | 5% | ▲9% |
※ 当日配布資料より(GfK Japan 調べ)
2008年10月までは、6万円から14万円がノートパソコンの主な価格帯でした。
それから1年経った2009年10月の調査では、6万円以下のシェアが25%増えて31%に。6万円から8万円のシェアは2%増えて27%に。
一方、10万円から12万円のシェアは10%減の5%に、12万円から14万円は6%減の5%になり、10万円以下の価格帯が市場の82%を占めるようになりました。
レノボもこの10万円以下市場にあわせたエントリーモデルや「IdeaPad」などの商品を投入してきましたが、今回、本腰を入れて「ThinkPad」製品が投入されました。
ThinkPad のクオリティを保ちつつ、広くに受け入れられるデザインに
ThinkPadといえば、パソコンとしての性能はもちろん、セキュリティや耐久性、携帯性など、ビジネスシーンにあわせた性能を提供してくれる製品です。
一方で、真っ黒でツヤもなく、シンプルなんだけど、やっぱり地味だよね、という外見も特徴の1つです。
今回、販売された「ThinkPad X100e」と「ThinkPad Edge 13″」は、ThinkPad としての各種テストに合格して性能を保ちつつも、ビジュアルも大きく様変わりしています。
「ThinkPad X100e」は Winodows 7搭載で、ディスプレイは 11.6型。色はアークティック・ホワイト、ヒートウェーブ・レッド、ミッドナイト・ブラックの3色。価格は 69,794 円から。
1.32kgからと小型で持ち運びできる大きさ。ツヤ加工はされていませんが、ホワイトやレッドからはかわいらしさを感じます。
小型でかわいい ThinkPad X100e ヒートウェーブ・レッド
» ThinkPad X100e
「ThinkPad Edge 13″」は Winodows 7搭載で、ディスプレイは 13.3型。色はグロッシー・ブラックとグロッシー・レッドの2色。価格は 79,800 円から。
重さも 1.64kg からと仕事で持ち運ぶこともできる重さ。ディスプレイが 13.3 型と大きく、ネットブックでは見づらく感じるユーザーでも満足できるのではないでしょうか。外側がツヤ加工されているのも特徴です。
スタイリッシュで持ち運びにも向いている ThinkPad Edge 13″
Thinkpad X100e と Thinkpad Edge 13″ を比べる「くまめがね」のくまさんと sakaki0214
メインターゲットは新社会人!?
さて、この「ThinkPad X100e」と「ThinkPad Edge 13″」ですが、メインターゲットはどこになるか考えてみました。
「インターネットとメールならネットブックで十分」という市場の成長と、「ネットブックだとウェブの閲覧やオフィスソフト使用時に物足りない」という欲求。さらに「ビジネスシーンで使える性能」となると、メインターゲットは新社会人になるのではないでしょうか。
「ThinkPad X100e」はよく持ち運びをするビジネスマン向けに。「ThinkPad Edge 13″」は主に自宅で使いながらもたまに持ち運びをする人に。
価格も10万円以下と、ネットブックよりはお高めですが、ThinkPad の性能を考えると新社会人に適した製品だと思います。
イベント後に「ThinkPad X100e」のモニターも行わせていただいたので、改めて体験レポートを書きます。
» 「レノボThinkPad新製品発表」ブロガーミーティング?10万円以下のモバイルPCにつ いて考える?にご参加いただき、ありがとうございました|AMNイベントレポート|ブログ|Agile Media Network