「プレミアムモルツがタダで飲めるよ」
という誘い文句に乗って、サントリー武蔵野ビール工場で行われている『ザ・プレミアム・モルツ講座』に参加してきました。
サントリー武蔵野ビール工場には、東京の府中市にあります。京王線・JR南武線「分倍河原駅」から出ている無料シャトルバスに乗って約10分で着きます。シャトルバスはだいたい30分おきに出ています。(毎時0分と30分に分倍河原を出発)
車でも行けますが、プレミアムモルツの試飲をしたい方は、必ず公共交通機関を使ってください。
私が参加した回は14:30からだったのですが、分倍河原に到着したのが14時すぎ。やむを得ず歩いていくことに。早歩きで20分程で到着しました。
さっそく『ザ・プレミアム・モルツ講座』受講開始。
プレミアムモルツには「ダイヤモンド麦芽」という、一般的な麦芽に比べてコクや旨味を作り出すたんぱく質が豊富で貴重な麦芽をしようしているそう。
実際に麦芽を食べてみた所とても甘く、おつまみとしても食べられそうな感じでした。
そして、お待ちかねの試飲タイム!
ではなくて、まず「泡だけを味わう」コーナー。
プレミアムモルツは「クリーミーな泡」も美味しさの特徴の1つ。美味しい注ぎ方として、クリーミーな泡の作り方まで伝授する講座もあるくらいです。
実際に泡を試飲してみると、確かに泡がクリームのように滑らか。泡だけでも十分に堪能できます。そして、ますますプレミアムモルツが飲みたくなりますが、しばしお預け。
試飲する前にしっかりとプレミアムモルツの製造工程を学びます。
まずは「仕込み」の工程。
くだいた麦芽に天然水を加え、ホップを加えて「麦汁」を作ります。
写真は抽出タンク。この日は作業は行われてなかったのですが、麦芽を煮るため、タンクの回りはかなり暑かったです。
次に「発酵」。
酵母を入れて、麦汁の中の糖分をアルコールに変化させていきます。
酵母を入れるタイミングはその時、その時によって変わるので、技師が毎回タイミングを見極めて行っているそうです。
その次に「醸造」。
発酵が終わったものをタンク内で寝かせて熟成させます。
写真は使い終わったタンクを使った通路。
映画『バイオハザード』で壁からレーザーが出てくるシーンを思い起こさせます。
いっぱいタンクが並んでいます。
そして、「ろ過」の工程。
澱(おり)や役目を終えた酵母を完全に取り除きます。
ちなみに、この「ろ過」の工程において、熱処理を行わずに作られたビールが「生ビール」と言うそうです。缶ビールや瓶ビールの違いとか、居酒屋の「生中」というサーバーから注がれるビールによる違いではなく、ろ過の工程によって生ビールか、そうでないかが異なるとのことです。
なお、今でも熱処理を行って作られているビールとして、サッポロビールの「サッポロラガー」があります。
こうして作られたプレミアムモルツを出荷するために缶詰を行います。
出荷の際の天敵になるのは「酸素」。ビールが酸化して味が損なわれないよう、容器に詰める際、まずガスを容器内に噴射して酸素を出し、そして一気にビールを詰めてフタをするそうです。
この日、製造は行われていませんでしたが、製造の時にはびっしりと缶詰されたプレミアムモルツが流れていきます。
出来上がったプレミアムモルツは箱詰めされて出荷され、私たちの食卓に並んでいきます。
プレミアムモルツの製造工程・工場見学を終え、いよいよ一番のお楽しみの試飲タイムです。
施設内には試飲のための部屋もあり、豪華なサーバースペースも設けられています。
いよいよ「ザ・プレミアム・モルツ」の登場。
参加者にプレミアムモルツが振る舞われていきます。
試飲は「適正飲酒の観点からお一人様3杯まで」とのこと。
この時点でイベントの残り時間は40分ほど。40分でビール3杯というのは、個人的にはかなり速いペース。かなり酔いがまわるペースではないかと思うのですが、サントリーさんからの提示された「適正飲酒量」なので、大丈夫でしょう。
まず1杯目のプレミアムモルツ。
飲む前に正しいプレミアムモルツの楽しみ方も教わります。
- まず、綺麗に注がれたプレミアムモルツを眺め、ビールと泡、色合いを楽しむ
- 次に、プレミアムモルツの香りを味わう
- そして、プレミアムモルツを飲み味を楽しむ
今までビールの見た目や香りを楽しむことはありませんでした。プレミアムモルツへのこだわり、製造工程を見学し、注がれたビールを眺め、香りをかぐと今まで体験してなかった楽しさが得られました。
見た目と香りを楽しんだ後に味わうビールの美味しさは、また格別です。
2杯目はプレミアムモルツの「黒」。
黒ビールならではのコクと味わいの深さが感じられる美味しさ。
期間限定で製造も終了したようなので、店頭で見かけたら早めに確保しましょう。
プレミアムモルツと一緒におつまみもいただきました。
サントリー特製のおつまみとパインジュレ、福岡・直方市「えくぼ屋」さんのおせんべい『姫てまり』、そして熊本の「フジバンビ」さんの『黒糖ドーナツ棒』。まさかここで黒糖ドーナツ棒を食べることになるとは思いませんでした。(笑)
黒糖ドーナツ棒は、普通のプレミアムモルツとの相性も良いのですが、黒との相性がバツグン。
黒ビールのコクと、黒糖ドーナツ棒の甘さが良い感じでマッチします。
締めの3杯目は、普通のプレミアムモルツをいただきました。
手前のサーバーは、今キャンペーンが行われている「超クリーミー泡サーバー」。プレミアムモルツに付いているシールを120点分集めて応募すると、必ずもらえるそうです。
最後に『ザ・プレミアム・モルツ講座』の修了証をいただきました。
40分でビール3杯を飲んだので、酔いも回って写真がブレてしまってますが。(笑)
奥のグラスには「エンジェルリング」(泡の輪)が綺麗に残っています。
エンジェルリングを作るには、グラスを洗った後、自然乾燥させるのがポイントとのこと。飲み終わった後の楽しさまで教えてくれました。
工場のエントランスには、モンドセレクションをはじめ、プレミアムモルツが受賞した賞の盾が飾られていました。
併設されているお土産コーナーではお土産用・贈答用のプレミアムモルツに加え、おつまみや専用のグラスなどが販売されています。
お土産の購入を済ませ、シャトルバスに乗って分倍河原駅に戻ります。
とても楽しい体験でしたので、もう一度参加しようと思います。
サントリー武蔵のビール工場の見学、『ザ・プレミアム・モルツ』講座申し込みは以下のページより行えます。インターネットからの講座予約の特典もあります。
また、京都・熊本にあるビール工場、大阪・山梨にあるウイスキー蒸留所、山梨のワイナリー、山梨・鳥取・熊本にある天然水工場も見学が可能です。
» 工場見学へ行こう ビールやウイスキーが無料で試飲できるサントリーの工場見学
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