CSS Nite LP, Disk 8 Session 2「仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る ?Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ」とって出しレポート

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「CSS Nite LP, Disk 8『Google Analyticsを使ったWebアクセスログ解析とサイトへの反映』」のとって出しレポートです。
メモ書きそのままの状態でアップいたしますので、内容に間違いなどがあった場合はその都度修正します。
2つ目のセッションは、株式会社クロス・フュージョン代表取締役・衣袋 宏美(いぶくろひろみ)さんの「仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る ~Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ」です。

仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る
~Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ

衣袋さんのブログ Insight for WebAnalytics

3つの解析視点「データはコンテキストの中で使う」

  1. 推移をみる(トレンド)
  2. 比較する(ベンチマーク)
  3. 分類してみる(セグメント化)

トレンド

実績が上がっているけど、実際はどうなっているかわからないから過去のデータからの推移を見る。

平日、休日に分けたり、同じ傾向を探す。

セグメント軸

  • 顧客層 – 過去購入者、ログイン・ユーザー、潜在顧客
  • ユーザー特性 – 直帰者、滞在時間の長いロイヤル・ユーザー、新規・リピートユーザー
  • 閲覧履歴 – 製品情報閲覧者、人材募集コーナー閲覧者
  • 流入タイプ – 参照元のあり・なし、検索エンジン、検索フレーズ、キャンペーン、広告 or オーガニック、TOPページ or ランディングページ
  • コンバージョンセッション – ユーザー登録、申し込み、購入、問い合わせ

会社経営(会計数値)、マーケティング(調査)でも同じ

4つの対顧客戦略(4S)

  • 集客(流入)
  • 接客(回遊)
  • 成約(CV)
  • 再訪問促進(RP)

集客から固定客化へ

  • 集客 – 参照元から見る(What)- 訪問原因を測る(for)
  • 接客 – 閲覧ページをを見る(What) – 訪問目的を見る(for)
  • 成約 – 成果到達を見る(What) – 満足度を測る(for)
  • 再訪問 – リピーターを見る(what) – 最大利益を出す(for)

訪問のきっかけ(参照元)をおおざっぱに把握する
参照元を「参照元なし」、「検索サイト」、「そのほかサイト」にわける
さらに、「検索サイト」→検索フレーズ、キーワード、(有料・無料)、「サイト」→ドメイン、サブドメイン、URLに深く分ける。

シナリオ分析

商品ページ→買い物かご→注文者情報入力・支払方法指定・配送先指定→注文完了など、分岐が多すぎて結局よくわからないから経路分析は困難。だからシナリオ分析をする。
途中の寄り道は無視して大きくつかんで、想定動線の詰まりを改善。

Google Analytics の4つの分析

  • 集客→トラフィック
  • 接客→コンテンツ
  • 成約→コンバージョン
  • 再訪問→ユーザー

分析の優先度

4つの対顧客戦略で考える・何が重要なときか・投資対効果で考える
例)成熟したECサイトにおいて、どの施策の順番で行う?
A.キャンペーンで集客(SEO・PPC)
B.適切に接客する(回遊)(LPO・ユーザーの使う言葉にサイトを改修する)
C.成約に励む(コンバージョン)(購入プロセスの改善・資料請求プロセスの改善)
D.既存顧客のもてなし(リテンション)(メルマガ発送・資料請求顧客にフォローアップコール)
ROIとしては新規顧客獲得より既存顧客保持の方が高い。さらに成熟したサイトにおいて、PVアップよりも成約率改善のほうがROIが良い。
全体的にはネットショップ運営で普段から行っていた内容だったが、仮説検証の重要性が改めてわかったので良かった。

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