12月4日に『ボイトレナイト! 1st Tune!!』を開催しました。
会場は新宿・シダックス 新宿歌舞伎町クラブ店。
ボイストレーニングを行うので、他の部屋の人の迷惑にかからないよう、通常のカラオケルームより広めで、ちょっとオシャレな部屋を使いました。
姿勢・呼吸・発声、すべてに新しい気づき
今回、ボイストレーニングの先生をお願いしたのは、マジカルトレーニングラボのMISUMI先生。
ご自身もプロのヴォーカリストとして活動されている一方で、プロのミュージシャンの指導を行われているボイストレーナーということで、少し緊張していましたが、非常に濃い内容と、笑いが絶えない2時間と成りました。
「『ボイストレーニング』ってどんなことをやるんだろう?」という気持ちを持ちながらの開催でしたが、参加者全員が目からうろこが落ちまくる内容ばかりでした。
- 肺は風船のようなもの。しっかり息をはけば自然に入ってくる。
- 「普段話すとき、『呼吸しなきゃ』って思わないでしょ?」
- 姿勢を正す。椅子に浅めに座って、上体を前後に揺らし、自然に収まる位置に。
- 体を丸めない。体を丸めて深く呼吸はできない。
- 肩があがらないようにする。両手を挙げて深呼吸しようとしてもできない。
- 「丹田」(おへその下10cm、さらに体内に10cmの場所)から息をはいて、空気を入れる感じ。
- 「ため息」は声の種。湯船につかった時に思わずもれてしまうあの声。
- 「ため息は神様がくれたリラクゼーション法。
『頭や首、肩が凝り固まってるから、リラックスしなさい』という合図。
『ため息』をついても幸せは逃げない。そんなので逃げるくらいの幸せなら逃がしたほうがマシ。」- 首の力も抜く。リラックス。
- 声がこもっている犬はいない。
- 私たちは身体の能力の3割も使っていない。だから、自分にあった曲がわからないのも当然。
- 声帯も筋肉だから鍛えられる。
- 1ヶ月に1回では鍛えられない。週に2、3回とか、歌う時間を増やす。
- 人間は走ったり、投げたりするのと同じように、歌う能力が備わっている。
もっと、歌に関する専門的な内容が出てくるのかと思いきや、とてもわかりやすく、身近な内容で、かつ実際のトレーニングを通じて実感できるものばかりでした。
後半は参加者全員ワンコーラスずつ歌って、指導を受ける
後半1時間は参加者全員が好きな曲を1コーラスずつ歌って、それぞれ先生から改善点をしどうしてもらう、という内容でした。
「肩が上がっている」とか、「頭が動く」など、一人一人のクセを指摘され、その指摘をもとに他の人も同じようになっているのを見て共感していました。
私も、
- あごが上を向きすぎている
- 声を出すときは頭の後ろから上に出す感じに
と指導していただきました。
最後に、MISUMI先生もワンコーラス歌っていただくというサプライズ!
MISUMI先生の歌声は圧巻の一言。間近でプロの歌声を聴けて感激でした。
今回、「忘年会シーズンに向けて『ボイストレーニング』を体験する」という内容でしたが、カラオケだけでなく、普段の話し方にも十分に活用できる内容となりました。
カラオケボックスに2時間いて、1コーラスしか歌っていないにもかかわらず、ものすごく充実した時間を参加者全員がすごしていました。
MISUMI先生、参加者のみなさま、またMISUMI先生をご紹介いただいたウジトモコさま、本当にありがとうございました!