「映画の感動の7割は音響!」 – 「ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO」に参加してきました

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ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO

10月16日に、百式の田口さん主催の「ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO」に参加してきました。
遅くなりましたが、そのイベントの参加レポートです。

フロントサラウンドシステムとは

イベント参加にあたって「5.1chサラウンド」について予習していったのですが、現在のサラウンドシステムはさらに一歩進でおり、前方のスピーカーだけで「5.1chサラウンド」を実現する「フロントサラウンド」というものになっているそうです。
フロントサラウンドシステム
今までの5.1chサラウンドシステムでは、

  • スピーカーを設置する場所を前後左右で確保する必要がある
  • スピーカーの設置作業が大変
  • 一番よく聴こえる場所が1カ所に制限される

というデメリットもありました。
「フロントサラウンドシステム」はこれらの点が解消され、

  • スピーカーを設置する場所は前方だけでよい
  • スピーカーの設置作業も楽になった
  • 一番よく聴こえる場所が広がった

とより、サラウンドシステムが導入しやすくなったのです。

「Q:」で実現された上下も包み込む音響効果

Q:
今回のイベントの主役である「Q:」は、フロントサラウンドシステムのスピーカーを上下に設置することにより、これまで表現できていなかった上下空間の音響表現を実現することができるようになったそうです。
飛行機が飛んで行く音や、スタジアムでの観客の歓声の広がりなど、より立体的な表現が再現されるようになっています。
ちなみに「Q:」の「Q」は球体を、「:」は上下のスピーカーを意味しています。
実際にテレビの音とフロントサラウンドでの音、そして「Q:」での音を聴き比べてみましたが、テレビとフロントサラウンドの音の違いがあるのはもちろん、「Q:」の音響は素晴らしく臨場感があり、一度慣れてしまうとテレビの音に戻れなくなりそうでした。
テレビ音声と「Q:」でのデモを撮影したものをYouTubeにアップしてみました。なんとなくでも違いを感じていただければと思います。

「Q:」は、秋葉原にある「NIRO SOUND STATION」でも体験することができます。

NIRO SOUND STATION


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東京都千代田区外神田6-5-9
ローズマンション ミヤハラ 1F
TEL: 03-6272-3520

「映画の感動の7割は音響で決まる」

今回のイベントでは、株式会社 niro1.com の代表取締役である中道仁郎さんにお話しいただきました。
イベントの最初に「映画の感動の7割は音響で決まる」というお話をされ、いかに「音」が重要な要素であるか、ということを深く知ることができました。
私たちが普段観ている映像作品には必ず音響があり、怖い映画の時には怖い演出、悲しい時には悲しい演出、興奮する時にはより熱狂する音響演出がされています。
よりわかりやすい例がBGMや主題歌で、映画の『STAR WARS』、トレンディドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌『ラブストーリーは突然に』、またアメリカのTVドラマ『24』でCMに入る前の「ピコッ、ドン。ピコッ、ドン。」という音でも思い出されるものが多いのではないでしょうか。
「Q:」のコピーには『「音」を忘れた、ハイビジョンTVのために。』と書かれています。
薄型ハイビジョンTVの普及により、映像がきれいになる一方で、音響が置いてけぼりになっています。
音響にもこだわることできれいな映像により迫力が増し、臨場感のある映像を楽しむことができるようになります。
今回のイベントではモニタープログラムも用意されておりましたが、現在あまり映画や音楽を楽しむ余裕がないためパスさせていただきました。
ただ、2011年にはテレビのアナログ放送が終了し、テレビを買い替える時もやってきます。その時には音響もあわせて購入を検討し、より楽しめるようにしたいと思います。
» Niroの「Q:」を体感してきたよ、と(ハイビジョンサウンド会議レポート) | IDEA*IDEA
» ハイビジョンTV5.1chスピーカー Q: NIRO

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