ウェブ制作者必携の教科書 – 『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』を読みました

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検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書

「検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書」発売のお知らせ :: SEM R』にて発表されていた、2003年4月に発売された「検索にガンガンヒットするホームページの作り方」の全面改訂版が発売されました。
先の「インターネットでビジネスを展開する人は必携の指南書 – 『Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー』を読みました」では、「インターネットでビジネスを展開する方必携の指南書」として紹介しましたが、こちらはWeb制作を行う方にとっての必携の本です。
先の本が「戦略指南書」としたら、こちらは「戦術」に関する一冊です。

前作に比べて、厚さが約2倍!

2003年の「検索にガンガンヒットするホームページの作り方」に比べて、今回の『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』は厚さが約2倍に増えています。
前作が発売された2003年は「SEO」という言葉の一般的認知度がまだまだ低く、SEOの専門業者もまだ少ない時期でした。
この5年の間で「SEO」という言葉の認知度は高まり、今やウェブ制作の依頼を受ける際にはほぼ間違いなく「SEO対策はしてくれるんですか?」という確認があります。また、SEOサービスを取り扱うWeb制作会社、SEO専門業者の数も爆発的に増えました。
そして、検索エンジンのアルゴリズムもどんどん複雑になってきたことが、5年という歳月を経て全面改訂された今回の書籍の厚さとなって反映されたということでしょう。

これらの技術は考えて行うのではなく、身につける

この本に書かれている内容は、普段から「SEO」に関する情報を収集し、ウェブサイトの運営を通じて実践されている方にとっては、すべて「復習」となるものばかりです。今一度、「そうそう!」と同感しながら、復習するには最適の一冊です。
もし、改めて「SEO」について学ぶためにこの本を読まれる方は、ぜひ読んだ内容を実践して体得してください。
SEOの技術、検索エンジンのアルゴリズムは日々改善されており、昨日まで有効だったテクニックが今日はもう効果がなくなっている、ということがしばしば起こります。
ユーザーが求めているのはSEOの技術ではなく、「自分が欲しい情報」「役に立つコンテンツ」です。ユーザーは自分が欲しい情報があれば、見つかるまで探します。その際に、自分がユーザーの役に立つ情報を提供していれば、ユーザーはその情報見つけ出し、あなたに感謝してくれることでしょう。「SEO」はあくまで、それらのコンテンツをユーザーが見つけやすくするためのものでしかありません。
何よりもまず、ユーザーの役に立つコンテンツを制作すること。その上で、そのコンテンツをユーザーが見つけやすくするために「SEO」を行う必要があります。
したがって、コンテンツを制作するたびに、いちいち「title要素の記述の仕方は??」とか、「質の高いサイトからのリンクは??」と考えていてはいけません。
有益なコンテンツを最適な形で提供し、すぐにでもユーザーに役立ててもらえるようにするには、これらのSEOの技術は体得しておく必要があります。
「SEO」の技術は、インターネット上で90%のノウハウが手に入るといわれています。
SEOで効く! 検索エンジンが順位を決定する57個の要因 日米SEOプロ60人のグーグル&ヤフー対応版 | Web担当者Forum』だけでも、7、8割はまかなえるのではないでしょうか。
上記の記事の内容を踏まえつつも、この本をSEOの基礎に関する教科書として、これまでの復習や新人の教育のために、活用していくと良いでしょう。

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