良書を「優秀なスタッフ」にすべし! – 「王様の速読術」を読みました

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王様の速読術

「愛がある『はてなアイドル』」こと「iGirl」の asami81 さんの記事を読んで、私も読みたくなり購入。
しかし、すぐに本屋で買って読みたかったのに、紀○国屋書店(2店舗)も、B○○K 1st(3店舗)も、LIBR○(2店舗)も在庫切れってどういうこと!?
さらに Amazon でも(たまたま)在庫が切れていて、楽天ブックスで購入しましたさ。
読み終わって、「これは在庫切れするのも仕方がない」と感じるくらい、これまでの「速読本」とは違うものでした。

良い本とは、優秀なスタッフ!

本の中で王様は「本は優秀な家来」として、『優秀な家来をたくさん持てば、もたらされる情報の質も高くなって、ムダはなくなる』と話しています。
また、『短い人生だからこそ、チャンスが少ない世の中だからこそ、本という家来を味方にしなされ。優秀な家来を選びなされ。そして家来は多いほうがいいにきまっとる。違うかな?』とお話されています。
まったく、その通りです、王様。
会社も自分ひとりで経営するには限界があります。優秀なスタッフを雇い、スタッフ一人一人が能力を発揮して仕事をしてくれることで、会社全体も大きく発展します。
自分自身も一緒で、一人でウンウン唸って、経験を積んでいくより、多くの良い本を読んで、他の人の知識をとりいれながら、経験を重ねていくことで、大きく成長することができます。

一言一句読む読書からの卒業

王様は「本を読むことが目的ではない』『読書は情報を得て、それを知識として身につけることが目的』ともお話されています。
私たちが小学校の国語の授業などでやってきた「一言一句読んでいく」という読書のスタイルから卒業するときがきているのです。

ただ速く読めばいいというものではない

「速読」というと「本を読む速さを速くするもの」と考えがちですが、それはあくまで結果であり、目的ではありません。
短時間で効率的に『読書は情報を得て、それを知識として身につける』ために、本を読む速さを速くすると良いというだけあり、この本の中には速さだけに頼らない読書術が紹介されています。
asami81さんも書いていましたが、この本は中に書いてある「王様の読書術」という方が正しいタイトルなんだろうなと思います。
王様の読書術
↑私のも目次前のタイトルは「王様の読書術」になっていました

「王様の速読術」は30分・三段階の読書術

本の中では、いろんな種類の読書方法が紹介されていますが、基本となる方法は以下のように書かれています。

王様の速読術では、30分の速読時間を3段階に分けて考える。

  • 第一段階では、プレビューを5分間行う。
  • 第二段階では、5分間で全ページを写真読みしていく。
  • 第三段階では、残りの20分を使ってスキミング法で読んでいく。

これで合計たった30分で、一冊を読むのである。

最初、表紙やカバー、帯書き、目次をじっくりと5分間読み「どのような本か」を読み取る。
その次に、5分間(1ページ2秒)で全ページを写真読み(フォトリーディング)し、それから20分使ってじっくり読んでいく、という内容。
読書にも「パレートの法則」が当てはまり、「全体の2割の量に、内容の8割が書かれている」ということなので、その2割を読むことで内容の8割が理解できる、という点を活用するというもの。
確かにこれならば「本を読む速さ」が速くなくとも速読が可能であり、現代における「読書術」として最適です。
さっそく、新書を読むときに活用し始めていますが、かなり読書効率が上がっている感じです。

インプットだけでなく、アウトプットも大事

さらに王様は『インプットしたら、アウトプットせよ』とも教えています。
読書して取り入れた情報が自分の中の情報と合わさり、新たなアイデアが生まれます。そのアイデアを何らかの形にアウトプットすることで新たな価値が生まれます。
仕事や生活に活用するだけでなく、ブログでの書評などを書いてアウトプットすることで、新しい価値をどんどん生み出していきましょう!

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