Jリーグ公認ファンサイト「J’s GOAL」の超人気コンテンツ「J2日記」の書籍版。
2011年シーズンの厳選コラムだけでなく、各クラブごとの総括、巻頭カラートピック写真集など、今年もJ2の魅力が凝縮された一冊となっています。
激動の2011年を忘れないために
2011年という年は、あらゆる人にとって強烈に記憶に残る1年となりました。
シーズン開幕直後の東日本大震災。日本各地での復興支援活動。世界中からの支援。チャリティーマッチでの KING KAZU のゴール。シーズン再開。なでしこジャパンの世界一。ベガルタ仙台の無敗記録。大混戦のJ2。FC東京の1年でのJ1復帰。柏レイソルのJ1昇格直後のJ1優勝。鳥栖、悲願の昇格。史上初の天皇杯J2同士の決勝。
個人的にもロアッソ熊本サポーター2年目となり、関東での試合を中心に多くの試合を観戦し、応援できました。
横浜FC戦で雨の中での観戦初勝利、水戸ホーリーホック戦で掲げた復興支援ゲーフラ、夏場の記憶喪失(FC東京・岡山・東京Vと試合した記憶がない)、FC岐阜戦の試合終了後に聞いた静寂の中の鈴虫の声、シーズン最終戦のサガン鳥栖戦での熱いエール交換。
選手たちは毎試合90分間必死に走り、監督は常に頭を悩ませ、クラブのスタッフも勝つために必死になり、サポーターはいつでも腹の底から声を出して後押しし、天候の悪い試合の多い中昨年よりも多くの人がホーム戦に来て、スポンサーや熊本の人たちが支援してくれた1年。
結果的にはJ1昇格は果たせず、非常に悔しいシーズンとなりましたが、個人的には非常に充実した年でした。
2011年という激動の1年のできごとが、この「J2白書」で蘇えります。
熊本のコラムは少なめですが、大分とのバトル・オブ・九州は私の中の2011年のベストゲームの1つですし、巻頭のベストショットの1枚はその時の興奮が呼び起こされます。
サポーターさんが作ったネタパネルは今見ても面白いですし、最終戦・鳥栖戦の試合終了後に熊本サポーターが掲げた横断幕のメッセージいは熱いものがこみ上げてきます。
そして J’s GOAL から「ベストサポーター賞」にロアッソ熊本サポーターを選出していただきました。
富山戦での25,005人という観客動員新記録、水戸戦でのコレオグラフィなどの活動を評価していただいての受賞とのことです。(あと、クリック隊の活動も)
去年はホーム戦には参戦できずじまいでしたが、今年はぜひ KKWING に参戦するとともに、関東でも盛り上げて選手たちの後押しをしていきます。
J2を十分に満喫してJ1に戻っていったクラブのサポーターも、ツラいことが多かったクラブのサポーターも、悲願のJ1昇格を勝ち取ったクラブのサポーターも、今年J2の仲間入りをするクラブのサポーターも、2012年の長いJ2シーズンを120%楽しむために、ぜひ読んでみてください。