CSS Nite LP, Disk 8 Session 3「ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善 〜ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析」とって出しレポート

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「CSS Nite LP, Disk 8『Google Analyticsを使ったWebアクセスログ解析とサイトへの反映』」のとって出しレポートです。
メモ書きそのままの状態でアップいたしますので、内容に間違いなどがあった場合はその都度修正します。
3つ目のセッションは、アユダンテ株式会社 チーフ・ウェブアナリスト、アクセス解析イニシアチブの大内範行さんの「ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善 〜ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析」です。

ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善
~ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析

テーマは「セグメンテーション」。サイト訪問者をいい感じで分ける。
対象はウェブ製作者、ウェブマスター向け。サイトの向かう側の共有をする。

ポイント

  1. 自分の基準を持つ
  2. 芯を強くする
  3. ユーザーに寄り添う

+GA関連機能

自分の基準を持つ

現場ではインテリジェンスとかあまり使わない
サッカーショップKAMOの例
検索キーワード18万種類
以下のキーワードごとの直帰率は?

  • A. サッカーショップ加茂
  • B. サッカー用品
  • C. 日本代表ユニフォーム
  • D. メッシ

  • A. 10.72
  • B. 14.88
  • C. 25.67
  • D. 51.13

「直帰率を改善する」は正しいか?
その前に、なぜ1ページで帰るのか。
「メッシ」は「調べ物キーワード」。関連用語に身長、動画、画像、など。
「カスタム変数(旧 ユーザー定義)」を活用して、関連リンクの違いを調べる。
改善前・用語集→お手入れの仕方  624人で0円
改善後・用語集→商品一覧へ 184人で売上あり
調べ物コンテンツは長期の間接効果までみる(用語集、解説記事、企業ブログ、CSR活動など)
→99%が用語集で認知、4割が来店、買う率は25%
キーワードをグループに分ける

  • ブランド指名買い 購買率が高い(目的実行) サッカーショップ加茂、KAMO ショップ、加茂 新宿店
  • 潜在顧客 新規が多い(比較検討) サッカー用品、サッカーボール、日本代表ユニフォーム
  • 調べ物 直帰率が高い(問題解決) メッシ、浦和レッズ、サッカーシューズ 手入れ
  • ブランド 目的のすばやい達成 トップページの改善 1位
  • 潜在顧客 比較優位性をしっかり示す LPO 2 – 10位
  • 調べ物  課題の解決  関連性の強化  検索順位よりも内容

訪問者としっかり向き合う

2. 芯を強くする

WWFジャパンの例
入り口ページ 3618種類
検索キーワード 4000ページ
会員登録・寄付・資料請求
ネット経由の寄付が半分
申し込みプロセスは外部ASP
アクセス解析の難しさ → 広すぎてわからない
アクセス解析の目標 PV2倍→施策すべきあいまいになりがちで大変
グループワークショップでアクセス解析
ゴールに近づいた人でセグメント、ゴール手前でセグメント
「太い幹を解析せよ」
「ゴールまでのプロセス」を考える。
離脱率はそのページから離れた人なのであまり使わない。未到達率から改善点を見つける。
ゴール手間でユーザーの背中を押す。
施策例)テキストばっかりのページにキャッチコピーや写真画像を挿入する。
サイトの芯が強くなると、

  • 検討から決定までが短期間
  • 他部門、社内の調整がスムーズ
  • 担当者が自信を持って進める

行動分析 入り口ページ キーワード

紅葉館 きらくや の例
キーワード別のセグメント
「紅葉館 きらくや」そのまま
「磐梯熱海」→「磐梯熱海」で「きらくや・紅葉館」を含まない
「きらくや」→完全一致
紅葉館きらくや→平均PV 7.81 新規64%
磐梯熱海 →滞在時間 3:29(短い)
きらくや →新規 34%(リピーター多し)
仮説は違うことはよくあります。私(大内さん)もアクセス解析10年やってますが、仮説は間違えます。あたるのはイチローの打率くらいです。でも、仮説は間違っていていいんです。
アクセス解析で立てた仮説が間違っていることは多い。一つ一つの過程を検証し直していくこと大切である。
自分のサイトの指標と言葉で
「きらくや」 – リピーター・少ない手順 お得意様へのメリット・より少ない手順 滞在時間 到達ページ数
「磐梯熱海」 – 新規潜在顧客・比較優位性 強みの訴求・旅館の独自性 到達ページURL/到達ページ数
「紅葉館 きらくや」 – トラベルサイト 最後の一押し 食事、温泉の見せ方、直接予約割引 到達ページ
目標達成=コンバージョン

関連機能について

配布PDF参照
ユーザー行動をセグメント化して改善するための10の関連ワザ(PDF形式・)

  • トップページの改善
  • ユーザーのクリックを徹底的に分析
  • どこをクリック?
  • 買い物に影響した?
  • セグメントに分ける。

思いを共有すると速く進む
他部門・社内調整も自信をもって
チームが成長する
リスクの高いリニューアル < ほどよいPDCAの積み重ね
PDCAを回せる人は実際には少ない
PDCAを楽しめたのは、僕にとってすごい財産
ひとりよがりではなく、チームで進むことが大事
(サッカーショップ加茂のスタッフさんの話)
アクセス解析で人と企業は成長できる
実際に解析を行われたサイトのデータをもとに非常にわかりやすいセッションでした。

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