『駄文 – そろそろ初級レベル(または初心者的)なことをブログに書いたらダメという空気を変えないか – IT戦記』を読んで。
ブログにある程度慣れてくると、「今更こんなことを書くと恥ずかしい」という雰囲気を感じ、記事が書けなくなるということがあります。
初級レベルの記事が書けなくなる空気の作られ方
ブロガーが初級レベルの内容の記事を書けなくなってしまうのは、以下のような流れによるものだと考えてみました。
- 初級レベルの内容の記事を投稿する
- コメントやトラックバックなどで指摘や批判、嘲笑される
- その指摘や批判を読んだり、嘲笑コメントなどを見て凹む
- 「また、笑われるんじゃないか」と思い、初級レベルの記事が書けなくなる
ブログ以外でも同じことが起こっているか?
では、日常生活の中でも「初級レベルのことが言えなくなる」という空気は作られているのでしょうか。
まず、前提条件として「自分が新しく興味・関心を持ったものが、すでに流行しているもの、定着しているものであった」ということがあります。
例えば、今日、以下のような話をするとしたら、相手はどう感じるでしょうか。
- 「Perfumeってイイよね!特に『ポリリズム』ってノリが良くてサイコー!!」
- 「昨日『EURO2008』観たけど、クリスティアーノ・ロナウドってカッコいいよね!」
- 「ダイエットのために、ヨガを始めようと思ってヨガマット買ったんだ。」
- 「友だちから『mixi』ってのが面白いって聞いて、招待してもらったんだ。」
上の4つはどれもすでに流行しているものであり、「何をいまさら?」と感じる人もいることでしょう。
しかし、相手の認知度によっては「Perfumeって誰?そんなにいい曲なの?」とか、「クリスティアーノ・ロナウドって、そんなにイケメン?」とかと聞かれることもあるでしょう。
普段パソコンを使わない、インターネットもあまりしない人から、「『みくしぃ』って何?」と聞かれることもよくあることです。
もし、自分がすでに知っていて、自分も好きなら、「Perfumeいいよね。『チョコレイト・ディスコ』とかもノリノリでオススメだよ」とか、「クリスティアーノ・ロナウドは、マンチェスター・ユナイテッドっていうチームでも大活躍してるよ」とか、「ヨガ教室に通うなら、あそこが評判いいよ」と、新しい情報を提供してあげることもあると思います。
これから記事を書くブロガーへ
「既出を恐れず」
もし「こんな初級レベルの記事を書いたら、笑われるかな?」と感じても、積極的に書いていきましょう。
記事を書くことで、あなたが学んだ知識がより強く記憶されます。
その記事を読んだ経験者・上級者から、コメントやトラックバックなどを通じて、さらに役立つ情報を提供してくれるかもしれません。
また、これから生まれる新しい初級者の人が、その記事を読んで役立ててくれることにもつながります。
「指摘」や「批判」は真摯に受け止め、改善に役立てる
時に、経験者や上級者からの的確な指摘や批判を受けることもあります。その指摘に「自分の能力のなさ」を自覚し、へこんでしまうかもしれません。
ただ、指摘してくれた人も最初は初心者でした。数々の失敗などを繰り返しながら経験をつみ、上級者となっていっています。
指摘や意見をもらったときは、できる限り「貴重なアドバイスを提供してくれている」と真摯に受けとめ、アドバイスをくれたことに対して感謝し、自分自身のレベルアップのために役立てましょう。
「教えを請う」
経験者・上級者は、それぞれの体験をもとに、より効率的な方法を知っています。
まず、自分自身で試行錯誤して、どうしても行き詰ってしまったときには、経験者・上級者の方に教えを請うことも大事です。
経験者・上級者も忙しいので、教えを請うときは、「今までやってきたこと」「行き詰っている点」「具体的に教えて欲しいこと」を明確にして、それだけを教えていただきましょう。
また、教えていただいたことを実践し、その実践結果を報告することも大事です。
「自分を信じる」
「何をいまさら(笑)」という嘲笑は「華麗にスルー」するようにしましょう。
誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりするものでなければ、回りの意見に振り回されないようにして、自分自身を成長させる糧にしましょう。
「やっぱり、時代遅れで恥ずかしいかも」と思ったら、ひっそりと「飽きた」として辞めてしまっても良いのです。
経験者・上級者のみなさまへ
あたたかく見守ってください
あなたも最初はまったく知らない、初心者だったはずです。
自分が興味・関心を持ったものに対して「また新しい仲間が一人増えた」ということで、あたたかく見守ってください。
危ない箇所があったら「指摘」してください
初心者は「何が良くて、何が悪いのか」、「どうすると危ないのか」ということさえ、まだ知らないことがあります。
誰しもケガしたいとは思いませんし、誰かを傷つけたいとも思っていないでしょう。
もし、危ない箇所を見つけたら、コメントやトラックバックで「指摘」していただけると、トラブルを未然に防ぐことができます。
ご意見をいただく際は「自分もこういうことがあったなぁ」ということを思い出しながら、教えていただけると嬉しいです。
オススメがありましたら、ぜひ教えてください
初心者はもっと知りたい、もっと好きになりたい、もっと高い能力を身につけたい、という興味・関心が高い状態です。
ぜひ、実際に体験されて、「これは良かった」というオススメの情報やコンテンツを紹介してください。
そうすることで、後輩となる初心者が効率よく成長できるだけでなく、そのときの感謝を忘れずにいてくれることでしょう。
このような「ブログ論」自体が「何をいまさら(笑)」感で満載であることは百も承知なのですが、自分自身のためにもあえて書いておくことにしました。
みなさまのブログにおいて、少しでもお役に立てていただけたら幸いです。