以下の記事を読んで考えたことを、今、ブロガーの中で流行っている「特に推敲せずに書く」というスタイルで書きます。
「目的があっての手段」、「やりたいこと」ということを考え、次第に「人生のミッション」というものについてたどり着きました。
そして、「自分の人生のミッションがはっきりとしていて、そのミッションに従って生きている人というのは、そういないのではないか」と思いました。
ミッションとは
ミッションとは、日本語では「任務」や「使命」、「伝導」と訳され、大手企業の多くにおいて掲げられています。企業が掲げるミッションとして、以下のようなものがあります。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。(Google)
クイックサービスレストランとしての最高の店舗体験の提供により、お客様にとって「お気に入りの食事の場とスタイルであり続けること」をミッションとします。そしてQSC&V(Quality品質,Serviceサービス,Cleanliness清潔さ,Value価値)をレストラン・ビジネスの理念としそのミッションを達成します。(日本マクドナルド)
産業人たるの本分に徹し
社会生活の改善と向上を図り
世界文化の進展に寄与せんことを期す(トヨタ自動車・綱領)
このようなミッションに基づいて、それぞれの企業の社員さんたちは毎日仕事をしています。
企業だけでなく、私たち一人一人のおいてもミッションというのはあります。それは「自分の人生における使命」として存在し、自分の人生におけるミッションは、自分自身を動かす源となります。
ただ、そうはいっても、はっきりと「自分の人生のミッション」を持って、毎日生きている人というのは少ないのではないでしょうか。
自分の人生のミッションって、なんだ?
「世界の貧困問題を解決したい」とか、「世界中の人が利用するサービスを作りたい」などのミッションを作り、そのミッションに基づいて生きているという人はいます。
逆に「自分の人生のミッション」について、考えたことすらない人も多いことでしょう。思春期に「自分は何のために生きているだろう」とか、「何のために生まれてきたんだろう」と、ふと考えたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ほとんどの人は、はっきりとした「ミッション」を持たず、毎日を過ごしているのだろうと思います。
それは、当然のことと思います。
そもそも「ミッション」について考えるということがなく、まして「ミッション」がなくても毎日楽しく過ごすことができます。
一生懸命仕事していっぱいお金を稼ぐ、毎日美味しいものを食べる、愛する家族と毎日楽しく過ごす、などといったことは、特に「ミッション」を持たずとも、ほとんどの人が望むであろうことであり、実現させたいと願うことです。
特別「ミッション」がなくても、自分が望むことを実現させ、充実した毎日を楽しく過ごすことで、十分価値がある人生であることは間違いありません。
では、なぜ、私たちは「ミッション」を求めるか。「ミッション」を持って生きている人を素晴らしく思うか。
それは「ミッション」がはっきりすることで自分自身生きている価値がわかる、ミッションにもとづいて生きることで、より自分自身の人生の価値や充実度が上がる、と考えるからではないでしょうか。
ミッションの見つけ方
以前に「ミッションの見つけ方」という研修を受けたことを思い出しました。企業におけるミッションの作り方という内容でしたが、その中で経営者として、個人のミッションも作るということで語られていました。その時に学んだ方法は以下のものです。
もし、「自分のミッション」について考えてみたいという方は、参考にしてみてください。
- 人生においてやりたいこと、なりたい状況を、できるだけ多く、できる限り詳細に書き出す。
例)仕事、資産、家族、趣味、健康、人間関係 など- 書き出した項目について、優先順位の高い順番に並べ替える。
「毎日定時で働けて、休日もいっぱいあって、生活に困らないお給料をもらえる仕事をする」とか、「きれいな奥さんと、かわいい2人のこどもとともに毎日笑って過ごす」とか、「趣味のカメラで世界中の世界遺産を撮って、1年に1回個展を開く」など書き出し、実現させたい順番に並べ替えます。
このようにまず自分の人生で望むことを書き出し、その優先順位の高いものを大切にして過ごすことで、毎日の生活がより充実するということです。
優先順位の高い状況が実現されたら、その時に新たに得たことや、その時に感じたことを持って、再び上の手順を行います。そうすることで新しく望むことにおいて優先順位が決まり、さらに充実させられる流れができます。
これを突き詰めて行くと、最終的に「ミッション」にたどり着く、というものでした。
また、ミッションの見つけ方として、以下のようなことをイメージする方法もありました。
- こどものころに持っていた夢は何か?
- 数十年後、どんな人から、どのように賞賛されたいか?
- もし、余命半年だと宣告されたら、何をするか?
自分が持っていた夢や本当にやりたいこと、それを実現した時に得たいことから、自分のミッションが見つけやすくなる、というものです。
ミッションは特別カッコいいものである必要はありません。ましてや、ミッションがなくても毎日楽しく過ごしていくことはできます。
「自分の人生のミッション」という固いテーマについて書きましたが、まず、自分のやりたいことや、なりたい状況を考えて、それらを実現させるために過ごしてみることで、今よりさらに毎日が楽しくなるんじゃないかな、と思いました。