「あたりまえになったインターネット/ Web」とは何か?

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WebSig 1日学校 2013

明日、2013年10月5日(土)に開催される『WebSig1日学校2013 〜未来のあなたとWebを変える1日〜』に参加します。

今回のテーマが『Re-design:あたりまえになったWebを考えなおす』ということで、このテーマを見た時、「果たしてそうなのかな?」ということが頭の中をよぎりました。

「あたりまえのインターネット」とは

今回のテーマについて、和田校長が以下のように解説されています。

あたりまえになったインターネット/Webとはどういうことでしょうか。

いろいろな視点があると思いますが、今回は

1:だれもが、2:いつでも、3:どこでも、意識せずつかえるもの。

この3つがポイントと捉えます。

この3つを言い換えればこのようになります。

1:インターネットの一般化(普及率ではなく)
2:つながりっぱなしの世界
3:モバイルインターネット

WebSig1日学校2013 » WebSig1日学校テーマ』より

この3点において、今や日本でインターネットを利用する人は1億人近くになり、家庭では光回線で常時繋がっており、外でも携帯電話はほぼ通信可能な圏内にいてインターネットができる。

このように「普通のこと」、「ありふれていること」という意味において、「インターネットがあたりまえになった」ということは疑う余地はありません。

もう一つ、「あたりまえ」という言葉には「そうあるべきこと」、「そうすべきこと」という意味があります。

つまり「みんなケータイやスマートフォンで常にインターネットやWebを利用できる環境にあるべき」と “思い込んでいること” です。

「まだ、スマートフォンじゃないの?」
「ネットショップの方が安いのに、お店で買うとか情報弱者(笑)」
「今時、Facebook も Twitter もやってない人いるの?」
「LINEやってなくて、どうやって連絡とるの?」

このように思っている人、少なからずいるのではないでしょうか。

確かにインターネットは多くの人が常に利用し、ごく普通にありふれたものとなりましたが、誰もがみんな同じようにインターネットを使っているかというと、そうではありません。

スマートフォンではない携帯電話を利用している人は多く、買い物でも実店舗を利用する人がほとんどです。Facebook も Twitter も LINE もやってなくても、その他のサービスを利用している人も多数です。

自分が「あたりまえ」だと思い込んでいるインターネットが、他の人にとっては「あたりまえ」ではないのです。

この「あたりまえ」の違いがわからないことで、「炎上」にも発展します。

「友だちの間で楽しむつもりで撮ったバイト先でのいたずら写真が拡散され、多くの人の目に触れて反感を買った。」

「ブログで今の社会のあり方を批判し、問題を提起し、先進的な意見を述べたつもりが、受け入れられずに『世間知らず』とか『稚拙』などの批判を逆に受けた。」

「相談ごとを投稿するサイトに、自分が受けたイヤなことを投稿したら、他の人から見たら投稿者が悪いと判断され、逆に強く非難された。」

このような出来事は、毎日インターネット上のどこかで起こっています。

インターネットが「あたりまえ」になったことで、より多くの人の目に触れることになり、価値観や考え方が異なる人同士が反発しあう機会も増えています。

「あたりまえ」は一人一人異なる

「新しいあたりまえ」について、私はまず、

『あたりまえ』(「こうあるべき」という思い込み)は一人一人異なる

ということを、誰しもがしっかりと認識し、理解する必要があると思います。

「自分と異なる価値観や考え方を持っている人がいる」ということを知らない、考えもつかない人もいます。わかっていても、「どうしても受け入れられない」という人もいます。

人は一人一人違うので、ごく自然なことです。

「一人一人が持つ『あたりまえ』は違う」ということを意識し、受け入れた上で、どのように生活していくか。その中で、インターネットをどのように活用すると良いか。

このような問いかけを持って、明日の WebSig 1日学校 2013 に参加しようと思います。

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