初のハーフマラソンで完走 —「戸田マラソンin彩湖2013」を走りました

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戸田マラソンin彩湖2013

「アラサーで重度の糖尿病になっても、ハーフマラソンを完走できる」

なんていう、たいそれたことではありませんが、11月17日に開催された「戸田マラソン in 彩湖 2013」に参加してきました。

人生初のマラソン大会でした。

快晴で絶好のマラソン日和

「戸田マラソン in 彩湖 2013」は今回、第30回大会の記念大会。

「彩湖」とは、北戸田にある「荒川貯水池」のことで、この貯水池の周囲を走る1周10kmのコースで、ハーフマラソンは2周します。

当日は秋晴れの快晴で温かく、走っていると少し汗ばむくらい。初めてのマラソン大会としては絶好のマラソン日和でした。

会場である彩湖・グリーンパークには運営スペースの他、ランニンググッズの販売ブース、フードコート、こどもたちが遊ぶためのイベントエリアも用意されていました。

当日は戸田市のゆるキャラも登場し、なんとものんびりした雰囲気でした。

初めてのハーフマラソンで無事完走

今回、初めてのハーフマラソンへの出場、というかマラソン大会に出るのも初めてでした。

ハーフマラソンの部は11時スタートという事で、比較的ゆっくりと準備してスタートに望む事ができました。

大会によっては朝4時とか、5時に起きなければならないこともあるようなので、その点はありがたかったです。

今回、ハーフマラソンの部に出場するのは約3,000名。「男子39歳以下の部」だけで934名との事で、スタート地点は人がぎっしり。

東京マラソンは3万人で「スタートするだけでも大変」ということも耳にしていたのですが、10分の1の規模でも大変だと感じる事ができました。

スタートの号砲が鳴ってからスタート地点まで約2分。スタートしてから1kmは人がぎっしりで走り出す事ができませんでした。

スタートがゆっくりしていたことで、スタートから飛ばす事がなかったのがかえって良かったです。

2kmあたりから道が広くなったこともあり、少しずつペースアップ。

普段は一人で走っていてさびしい気分になることもあったのですが、大勢の人たちと一緒に走る楽しさをいきなり感じました。

一人で走っていると誰かを追い抜く事もないので、追い抜きながら走る嬉しさも感じながら走っていました。

何より、いつもは公道を走っているため、信号待ちでしばしば止まっていますが、まったく止まらずに走り続けられるのは気持ちがいいものです。

1周目はコースや給水スポットを確認しながら、快調な走り。いつもは1km 5分40秒くらいで走っているのですが、止まる必要がないせいか、1km 5分10秒のペースで走っていました。

しかし、2周目に入った所で突如異変が。
12km過ぎの上りで突然、膝に痛みが走りました。

数日前から大会用の靴を慣らして走っていた所、新しい靴に慣れずに筋肉痛になっていたのですが、知らないうちに脚をかばって走っていたのが痛みに変わったようでした。

ガマンできない痛みに襲われたのですが、少し止まって屈伸でほぐした所、なんとか収まってくれました。

そして、走るフォームを見直しながら、再びスタート。

汗ばむ陽気ということもあり、給水所ではカップを2つ取って給水。膝の痛みも再発せず、ペースを取り戻しました。

スタートから「追い抜く」ということの楽しさを感じながら走っていて、追い抜き続ける事でペースも上がり続け、1km 5分を切るペースで走り続ける事に。

時計を見ながら「このペースは速い」とわかっていたのですが、どうやってペースを落とせばいいのかもわからず。気持ちがよかったので速いペースのまま走り続けました。

今思えば、これが「ランナーズハイ」というものだったのでしょうか。

ただ、徐々に体力も使い、12km過ぎに一度止まった事もあって、息も切れ始めました。

19km過ぎに橋を超える上りで脚が止まりかけ、気持ちが切れそうになったのですが、「あと残り2kmだ」と気合いを入れ続け、ゴールを目指します。

20km手前で60歳くらいのおじいさんに抜かれ、「元気だなぁ」と思いつつ「負けられない」とも思いながらも、体力・気力ギリギリの所で脚を前に進めます。

「絶対に脚を止めない」という気力だけで走り、ラストスパートなんてできない状況でした。

トラックに入り、フィニッシュ地点の10m手前からなんとか、ラストスパートをかけてめでたくゴール。

ゴール地点で写真を撮られていたようですが、ガッツポーズとかする余裕なんて残っていませんでした。

戸田マラソンin彩湖2013

フィニッシュを迎えた直後は目の前が白くなり、脚はまだ走り続けているかのように跳ねている感触が残っていました。ちょっとした脱水気味だったのでしょうか。

完走者ドリンクとしてもらったアクエリアスが美味しく、身体に染み渡り、一気に飲み干してしまいました。スポーツドリンクを一気飲みしたのも病気になって以来でした。

ドリンクを飲み、少し歩いて落ち着いた後、完走記録証をもらいます。

タイムと順位が記載されて完走記録証がすぐにプリントして渡してもらえるのは、とても嬉しかったです。

ちなみに記録は、1時間44分32秒。参考ネットタイムで、1時間42分30秒。

目標は「完走」、できるなら2時間くらいでゴールできたらいいな、と思っていたので、自分が一番驚いた結果でした。

走った後にダメージを残さないようにするまでがマラソン大会

初めてのマラソン大会を、期待以上の結果で無事に終えることができました。ただ、マラソン大会はゴールして終わりではありません。

走り終わった後のケアをしっかりと行い、ダメージを残さないようにするまでが「マラソン大会だ」と教わりました。

自分なりにダウンを行い、ケアもしたのですが、12km過ぎに膝の痛みが出て、いろいろかばいながらムリしながら走ってしまったためか、足首に痛みが残ってしまいました。

今後は、翌日以降に痛みを残さないようなアフターケアまでしっかりして「いいマラソン大会」にしなければならない、と良い勉強になりました。

また今回はハーフマラソンにもかかわらず、18km過ぎにバテバテになってしまったので、「フルマラソンを走りきれるペースをつかむ」という課題もわかりました。

せっかくなら、「初マラソンで”サブフォー”」(4時間以内で完走)を達成したいですからね。

初めてのマラソン大会、ハーフマラソンを無事に完走できたのが、何よりよかったです。

そして、楽しみながら21km走る事ができたのがいい収穫でした。

また、来年もチャレンジします!

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