『週刊ダイヤモンド 2008年2月9日号 特集『「グーグル化」知的生産革命』』を読んで、改めて『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』を購入して読みました。
結論から書くと「他の”勉強法”の本は捨てて、この本の言うとおりに勉強を始めよう」ということです。
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 もくじ
はじめに
年収10倍アップ勉強法 基礎編
- なぜ勉強するのか
- なぜ勉強が続かないのか?
- まずは道具を揃えよう
- ノートパソコンを用意する
- 速読術で成果を五倍速く出す
- MP3(MD)プレーヤーで「耳」を活用する
- キーボード入力速度を倍増する
- マインドマップで、頭の中を整理しながらノートをとる
- 勉強の基本的なコツを知る
- 基礎を最初に徹底的に学ぶ
- 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
- 学ぶ対象の基本思想を理解する
- 学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
- 勉強をわくわく楽しむ
- 目でする勉強 本・新聞・雑誌・ネット
- 耳でする勉強 オーディオブック・音声コンテンツダウンロード
- 目と耳でする勉強 セミナー・DVD
- 学校に行ってみる
- 基礎編のまとめ 「勉強の仕組み」を投資しながら組み立てる
年収10倍アップ勉強法 実践編
- 何を勉強すればいいのか?
- 英語 めざせ、TOEIC八六〇点
- 会計 「さおだけ屋」を超える知識とは?
- IT みんなに頼られるエキスパート
- 経済 日経新聞の裏を読める
- 転職 身につけたものをお金にしよう
- 資産運用 勉強内容が収入に直結する
- さぁ、スケジュール帳に予定を入れましょう
あとがき
本文で紹介した本・サイトなど
勉強するには「仕組みを作って」取り組むべし
「はじめに」の部分で、勝間さんは以下のように書かれています。
勉強でいちばん大事なのは、勉強の内容そのものではなく、
勉強をうまく続かせる仕組みつくりであり、意識つくりなのです。
世の中にある「勉強法」などのノウハウ書の多くは、勉強の仕方・方法を述べていますが、勝間さんは「仕組みづくり、意識づくりが大事」とおっしゃられています。まさにその通りで、いかに効率の良い方法があっても、その方法を実践しなければ結果は生まれません。そして(私を含めた)多くの人は結果が出る前にあきらめてしまいます。
勉強するための仕組みをつくり、勉強に取り組むための意識づくりをすることで、勉強の成果が得られるまで続けることができるようになります。
勉強によって得られる”成果”は収入であったり、資格であったり、社会的地位であったり、さまざまなものがあります。それらの成果を得るためにも、勉強する方法ではなく、「なぜ勉強するのか、何のために勉強するのか」という点を明確にしなければなりません。
勉強するには「素直に」取り組むべし
「勉強の基本的なコツ」にて「先達から、勉強の仕方をしっかり聞く」という項目があり、以下のように書かれています。
「学ぶ」とは「まねる」こととよくいわれますが、まず「マネ」から入るのです。
と書かれています。
「マネ」は「パクリ」と思いがちで敬遠されがちですが、その道のプロ・エキスパートもみんな最初は「マネ」から入っています。むしろ教えを請うときでも「その人の指導に沿って行う」ということは「その人のやり方、指導法をそのままマネする」ということです。
また、実践編の中でも、以下のように書かれています。
とにかく、あらゆる勉強の基本は「素直」だと思います。私はいつも、「まずはだまされたと思ってやってみよう」というのを、勉強のとっかかりにしています。
自分が学びたいと思っているもののプロ、エキスパートのやり方を「そんなやり方じゃイヤだ」と毛嫌いしたり、「もっと効率の良いやり方があるはずだ」と疑ったりして取り組まないより、「まずはだまされたと思ってやってみよう」と素直に取り組んでみる方が何らかの結果が生み出され、良い方向に進みます。
まずは3ヶ月取り組み、半年基礎をみっちりやる。そうすることでそれまで見えなかった景色が見えるようになります。
第六感までフル活用して勉強すべし
勉強法として、本や新聞を読んで勉強するだけでなく、音声で聞く、DVD教材を使うなど、目や耳を活用する方法が紹介されています。それだけでなく、速読やタイピング速度向上などの学習速度の向上、マインドマップ活用や「自分のことばでアウトプットする」といった学習内容のアウトプット効率向上も推奨されています。
その他、基本思想の理解、セミナーへの参加、学校に行く、勉強をわくわく楽しむといった方法もあり、第六感までフルに活用した勉強法となっています。
私自身は音声コンテンツやDVD教材などの活用がまだまだ不足しているので、この点が今後の勉強効率アップに役立てていくポイントです。
これから役立つ6項目を勉強すべき
「何を勉強したら良いか?」という疑問にも勝間さんから「英語」、「会計」、「IT」、「経済」、「転職」、「資産運用」の6項目が挙げられています。どれも私たちが今後生活していくうえで実用価値の高いものばかりです。
私はどの分野も関心がありながら、まだまだ勉強不足だと感じているので、もっと効率を上げて勉強していくようにします。
初期投資がかかっても価値がある勉強すべき
「少年老い易く学成り難し」とはよく言ったもので、勉強し始めるのに早きにこしたことはありません。しかし、いくつになってから始めても「勉強」したことは必ず身になり、成果となって現れます。
書籍の内容に沿って「勉強」するためには、ノートパソコンを購入したり、MP3プレイヤーを購入したり、セミナーを受講したり、学校に通ったりとお金もかかりますが、ここで初期投資を避けていては何にもなりません。
初期投資をかけることは、「勉強」するための仕組みづくりであり、意識づくりの一つです。最低限の日常生活が脅かされるほど投資する必要はありませんが、可能な初期投資は「まずはだまされたと思って」投資すべきです。
さっそく予定に入れて勉強すべし
私は幸運にもノートパソコン、MP3プレイヤーを所持していましたので、さっそく勉強の予定を入れて取り組み始めました。種をまき、芽が出て、花が咲き、ちょうど半年後の秋には実がなっているでしょう。
最低3ヶ月はあまり成果も出ず、ツラいこともあるかと思いますが、このブログなども活用して学んだことを発信していきます。
この本を読んだおかげで、他の「勉強本」はもう買う必要はない、と感じました。「効率の良い勉強法を知りたい」という「勉強の最短距離」を知りたい方は、この本をぜひご一読下さい。そして一緒に「勉強」していきましょう!