週刊誌の読み取り方

数日前、『くだらない報道バラエティ見て満足してるアナタ、そろそろヤバいですよ』という記事を読んだ後に、いろんなページを見ていたところ、『「週刊朝日」山口編集長に聞く「週刊朝日のコンセプト」』というページを見つけました。
「週刊誌」と「報道バラエティ番組」という違いはありますが、メディアから与えられる情報の読み取り方として私なりの意見を書いてみたいと思います。

・週刊誌の使命は、事実に基づく仮説の提示。

週刊誌では「事実」をもとに「仮説」を立てて伝えているとのこと。つまり、書かれていることが「真実」ではないということです。
週刊誌に書かれていること、報道バラエティ番組で伝えられることが「事実」であり「真実」であると思い込み、鵜呑みにしてはならない、ということになると思います。
伝えられることはあくまでも「仮説」。その「仮説」が正しいか、誤っているかを私たち一人ひとりがきちんと検証し、見極める必要があります。

・書き手の都合より、読者の興味。
・読者の怒りや憤りをストレートに表現する。

週刊誌や報道バラエティ番組は、一人でも多くの読者・視聴者が興味を持っている事柄について、「事実」をもとに読者・視聴者の心を揺さぶるような記事にして伝えます。
特に喜怒哀楽の中でも「怒り」・「憤り」を呼び起こさせる記事を提供することで、多くの読者・視聴者の感情を煽りやすいのでしょう。
政治家の不正行為、企業の不祥事、有名スポーツ選手の品位のない行為などを題材に、政治家や企業、スポーツ選手とは清く正しくあるべきではないのか?、という仮説を投げかけ、読者・視聴者の共感を得ることで感情を動そうとしているのです。
これらの「怒り」や「憤り」という感情に流されて、メディアの意見を鵜呑みにしないよう、事実を事実としてきっちりと捉え、煽りはさらっと受け流すように読み取るようにします。

・いかに世間を騒がすネタを提供できるか。

一方で、メディアは目新しい企業や成長している企業、活躍しているスポーツ選手やタレントの必要以上に持ち上げることも多くあります。
そして、昨日までは持ち上げていた企業や人であっても、一度スキャンダルが起こったとわかると、いっせいに叩きます。
メディアはあくまで「騒ぎを起こしたい」と願っているということなので、読者や視聴者はあくまで冷静に読み取ることが重要です。

・週刊誌の読者が求めるものは、ゴシップとスキャンダル。

「ゴシップ」や「スキャンダル」などのネタは、いわゆる「低俗」なネタであると考えられます。メディアの側が最初からこのコンセプトに基づいて記事を構成しているという以上、「メディアの低俗化」というより、「もともと低俗なもの」と捉えておくのが良いのでしょう。
週刊誌の読者、おそらくテレビのワイドショーの視聴者は、ゴシップとスキャンダルに関するネタを自分から好んで取り入れている、ということなのでしょう。ニュースショー、報道バラエティ番組も取り上げるニュースのジャンルが芸能関係より政治・経済の面が多いだけで、取り扱い方としてはほぼ同じといえるでしょう。
自分が「ゴシップやスキャンダルには興味がない」というスタンスでいこうと考えるのであれば、それらの情報が提供されるルートを遮断する、つまり週刊誌や報道バラエティからの情報を遮断し、その他の情報源で自分の中を埋めていく必要があります。
ニュースを読むときには事実のみを伝えるストレートニュースを配信する媒体を使用する、もしくはキャスターが意見や仮説を述べない番組を視聴する、ということになります。
また、空いた時間は自分の仕事や趣味、家族との時間に活用することで、空いた時間を週刊誌や報道バラエティによる情報を受け入れてしまうことがなくなるかと思います。

・脱ホームジャーナル。つまり、飲み屋のネタ帖を目指す。

ゴシップやスキャンダルなどの話題は、「飲み屋でのネタ」になることが多く、仕事上などの重要な場面ではほぼ話されません。また、自分自身で相手に提供する話題があれば、これらのゴシップやスキャンダルネタを使用する必要もなくなります。
飲み会などでストレス解消も兼ねながら、たまにネタとして取り上げるのはありですが、毎回このような話題ばかりだと相手に対する印象も悪くなるかもしれません。
週刊誌ネタ、報道バラエティネタに頼らなくても話せるネタを用意する、もし話すネタがない場合は聞き役に徹してみることで、必要としなくなるかと思います。
今回、「週刊朝日」という一媒体のコンセプトではありましたが、メディア全体に共通するものとして考え、メディアから提供される情報の読み取り方として私なりに考えて見ました。
これらのメディアは読者や視聴者が求めていると考えられる「ゴシップ」や「スキャンダルネタ」を提供しているということから、もともと低俗なものであると認識しておく。
そして提供される情報について「事実」のみを読み取り、感情に訴えかける煽りは冷静に受け流し、自分なりの意見を持って行動することが大事であると思います。