第18回WebSig会議「ビジネスに繋げるアクセス解析マインド」に参加してきました

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先週土曜日に開催された、第18回WebSig会議「ビジネスに繋げるアクセス解析マインド」に参加してきました。
今回、「参加申込みをした気になっていて、実は申し込んでいなかった」という凡ミスをしながらも、キャンセル待ちで参加させていただくことができました。スタッフの皆様、ありがとうございます!

WebSig会議のメモ

以下、WebSig会議の内容に関する個人的メモです。
スピーカーを勤められたあんけいさんのブログにて、当日の会議で使用されたPDFも配布されております。
» dIG iT » Blog Archive » WebSig 24/ 7 セミナー感想

ビジネスに繋がるアクセス解析マインド(全体編)

・データ多すぎ
– 決定回避、現状維持、何を表しているのかわからない
・TOP10リストのワナ
– 上司への報告には使える。
– 改善点への洗い出しに活用する。
・数値だけで評価
– 「絶対値評価」ではなく、「相対値評価」する
・売上アップについて
– 集客数を増やせば、売上も増える
– 直帰率を下げれば、売上は増える
– 長期的視点にたって「サイトの最適化」を行う
– 継続コストはかからない
・数字で読み取る必要はない→可視化する
– グラフ化、近似曲線、曜日別
– イベント実施履歴を追加する
・他人の庭は気にしなくていい
– 量より質が大事
・こどもを見習う
– サイトの変化を大きくつかめる数字に注目
– 「なぜ?」を継続する。想像(仮説)→解決。PDCA
・利用している人に聞く
– ユーザーテスト(A/Bテスト、多変量解析テスト)

ビジネスに繋がるアクセス解析マインド(クライアント編)

・ページ評価 ≠ PV(PVは流入数にすぎない)
– 購入ページでは、購入手続きをスムーズに進めるため、平均PVは少なく
– 回遊ページでは、お客様の求める情報をしっかり見てもらうため、平均PVは多く
・お店の前に立っただけでは興味を持ったとはいえない
– 直帰率の活用
– (ページの直帰率?サイト全体の直帰率)×PV(or UU など)
・リンク元の内容とリンク先の内容を一致させる
・ランディングページでの「次のアクション」をきちんと示す
・セグメント
・今後の方向性とトレンド
– 評価
– リターゲティング
– 企業と顧客の「結びつき」を評価

ビジネスに繋がるアクセス解析マインド(制作編)

・まずはお友達から
– 「マリッジストラテジー」
1. 出会いの機会を増やす
2. 接触機会を増やす
・決して損にならない知識
・体験なくして活用なし
・無料ツールでカンタンに体験
・基本となるものの意味を理解する
参考)『Webサイトのアクセス解析で、押さえておくべき26の指標 – WAA Standards Analytics Definitions|前向きストラテジー

クライアントに理解してもらう7つの工夫

最後の質疑応答で『クライアントで決裁権をもつ方から予算を引き出すために活用されているものは?』という質問がありました。
実際にアクセス解析担当者(Web制作側)とクライアントの担当者での意思疎通が十分に行われていても、最終的に決裁権を持つ人が首を縦に振らない限り、予算がおりません。
そのためには、以下の7つの工夫が必要になるのではないかと思います。
・明確なサイトのコンセプトの確立
・サイト運営における仮説立案
・長期的視点からの施策効果の明示
・クライアント側とのアクセス解析における基本的な知識共有
・外部情報に対する明確な説明
・制作側、クライアントの担当者、決裁権を持つ人、それぞれにあったレポートの作成
・クライアントの担当者から決裁権を持つ人へ、予算承認のための明確な情報提供
「明確なサイトのコンセプト」に基づきサイトが運営され、アクセス解析を行う際の「仮説立案」がしっかりできてこそ、アクセス解析に基づく改善の効果がしっかりと見えてきます。
短期的に利用者数や売上を上げるなら即効性のある広告を打つ、という手もありますが、長期的なコストを踏まえて、効果を明示する必要があります。
また、どういうデータが扱え、どのような作業を行うか、ということをお互いに知識を共有し、「他人の芝生を気にしない」ためにも、クライアントが外部からの情報を取得した場合の明確な解説、説明も必要です。
そして、決裁権を持つ方に予算を承認してもらうために、制作者・担当者・決済担当者のそれぞれにあわせたレポートを作成するよう設定するという手もあります。
最後に、担当者へ予算承認をもらいやすくするためのデータ分析、レポートの提出をサポートすることも必要になります。
この7項目は、どれも根気強くやらなければならないものばかりですが、アクセスログ解析から改善作業を行うにあたって、最大効率を上げるためには、すべてしっかり行っていかなければならないでしょう。

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