タムカイさんの本。
誰もがやったことがある「らくがき」をもっと書こうよ、という本です。
「絵心」≠「画力」。「絵心」は誰にでもある
私はウェブデザイナー・ディレクターという仕事をしていますが、高校の時の美術の成績は「2」。
とても「美術の能力がある」とは言えませんでした。
そして、私も「自分には絵心がない」と思い、「自分は絵が描けない」と思い込んでいました。
タムカイさんは、まず最初にこの誤った思い込みを以下のように解説して正してくれています。
「絵心」
1. 絵を理解する能力
2. 絵を描きたい気持ち
そして、絵から感じられる心や感情「絵心」は、絵を描く技術の「画力」とは違う
このことがわかっただけで、私の絵に対するハードルがグッと下がりました。
さらに、タムカイさんは絵を描くことについて、親からの以下のように褒められたエピソードを紹介されています。
「上手だね」と褒めるよりも、どちらかというと着眼点や色使いなどの面白い要素だったり、絵を描いていること自体を肯定する。
これにより、『絵を描いて得られる評価ではなく、単純に書くこと自体を楽しめる』ようになったとのこと。実にいい褒め方ですね。
本の後半は線の書き方に始まり、人や物などいろんなものを楽しくラクガキをする方法について。
私が1番ありがたかったのは、髪の書き方がとてもわかりやすかったこと。
たったの3ステップなのですが、この書き方を小学生の時に知っていたら、私のらくがきライフは大きく変わっていたことは間違いなかった。
いろんなものにラクガキが加わることで発想が広がり、思考がまとまり、コミュニケーションを深められます。
ぜひ、この本を読み、ペンを持って、ラクガキライフを始めましょう。