「手放す」と「捨てる」は違うもの

最近勉強したことで、一番衝撃を受けたのが「手放す」ということ。

今までのやり方ではうまくいかなくなった時や、
新しいことに挑戦する時など、よく「古い価値観を手放そう」とか、
「過去の成功体験を手放そう」という言葉を耳にすることがあります。

今までの方法を手放すことで、
新しい方法を手に入れることができる、というものです。

 
ここできちんと区別しておかなければならないのが、
「手放す」と「捨てる」は違うものである、ということです。

「手放す」は一旦、離しておくこと

「手放す」も「捨てる」も、辞書では「手元から放す」とありますが、
「捨てる」の方は、頭に「不用のものとして」と付きます。

また、他に『かけがえのないものを犠牲にしてもかまわないほどの意気込みで、
何かを行う。』という意味もあります。

つまり「捨てる」には「二度と手に入らない」というくらい、
強い意味が込められています。

 
「手放す」は、単に「手元から放す」の他に『仕事などを一時中止する。』という
意味で使われ、「捨てる」よりもゆるい意味合いです。

すなわち、「手放す」というのは、一度手元から放しても、
必要になったらまた手にすることができる、ということです。

みそ汁は飲むためには、ごはん茶碗を手放す

言葉の意味としてはわかっても、
いざ、今まで上手くいっていた方法を「手放す」となると、
なかなかできないものかもしれません。

 
「手放す」ということは、とても簡単なことです。

例えば、あなたはごはん茶碗をと箸を持ってごはんを食べています。
次に、みそ汁が飲もうと思ったら、どうするでしょうか。
もちろん、いったんごはん茶碗を置いて、みそ汁のお椀を持って飲むでしょう。

そして、またごはんが食べたくなったら、ごはん茶碗を持って食べます。
手放すというのは、これくらいのことなのです。

今より速く走るために、ハンドルから一旦手を放してギアチェンジする

車で速く走るためには、どうすれば良いでしょうか。

今よりもアクセルを踏み込めば速くなりますが、
ギアを変えないままでは、速さに限界があります。

より速く走るためには、ギアチェンジをする必要があります。

そして、ギアチェンジをするためには、
今握っているハンドルから一旦手放して、ギアを上げなければなりません。

手放すことをこわがって、ハンドルを握りしめて、
アクセルを踏み続けても、今までよりも速く走ることはできないのです。

物事の考え方や習慣も手放す

 
私が仕事や今後の人生において、「いろいろ見つめ直さなければ」と思いつつ、
「どうすればいいんだろう?」ともやもやしていた時に、
この「手放す」という感覚を教えてもらいました。

今まで「これが普通だ」「こうしなければならない」と思い込んでいたこと、
あたり前のようにやってきたことなど、物事の考え方から習慣について考え、
少しずつ手放します。

最初は手放すことに勇気がいりました。
ですが、一度手放してしまえば、新しい感覚が生まれきます。

少しずつですが、今までのやり方を手放しつつあり、
自分なりに効果があるように感じます。

 
もし何かを変えたいとか、新しくうまくいく方法を手にしようとするならば、
今までのスタイルを手放してみるのはいかがでしょうか。

すこしでも参考になれば幸いです。

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