WebSig 会議で出てきた、よくわからない用語を調べてみた

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Web関連用語

先日参加した「WebSig会議」でスピーカーの話を聞いていて、いくつかわからない用語がでてきて、頭の中に「?」マークがいくつも出てきました。
おそらく、業界内では「知っていて当たり前」の用語であろうと感じ、「その用語はどういう意味ですか?」と質問することもできず、帰ってから調べようと思い、わからなかった用語をまとめておきました。
以下、よくわからなかった用語について、自分なりに調べた解説をまとめておきます。

  • インテグレーション
  • ポリバレント
  • ソリューション
  • KPI ( Key Performance Indicator )
  • ROI ( Return on Investment )
  • リードジェネレーション
  • デジタルサイネージ

インテグレーション(Webインテグレーション)

ウェブサイトの企画立案から構築、運用、システムの導入/保守まで、ウェブサイト構築全体を一つの会社で請け負う業務のこと。
「Web構築」とすると「制作するだけ」という狭い意味でとらえられがちなので、より広い範囲での「Web構築」を示すための用語らしい。

ポリバレント

「ポリバレント」とは、もともとは化学用語で「多くの価値を持つ」という意味の言葉。セミナー内では「多能工」と紹介されていた。サッカーでは「複数のポジションをこなせる」ことで使われることもある。
つまり「デザインだけ」や「マークアップだけ」という単一の能力ではなく、「デザインとプログラム」とか、「デザインとマーケティング」などの複数の能力を身につけた人、ということであり、今後はそのような人材がより求められる、ということだろう。

ソリューション

顧客の要望や課題を解決するためのシステムのこと。
「Webインテグレーション(ウェブサイト構築)」が、全体的な業務だとすると、ソリューションの場合は、より特定の要望や課題に特化した業務を提供する。
具体的には「SEO対策」業務がわかりやすいと思う。
Yahoo! JAPAN や Google での検索結果の順位を上げて、アクセス数を上げるための施策として、「HTML/CSSマークアップの整理」や「サイトの全体構造の見直し」、「被リンク数を増やす」、「ページのキャッチイメージやキャッチコピー、内容を見直す」などの作業を一つにまとめ、「SEO対策業務」として提供されるものが「ソリューション」ということ。

KPI ( Key Performance Indicator )

「重要業績評価指標」というもの。
ウェブ解析活用の秘訣はビジネスゴール設定とKPIにあり:マーケティング – CNET Japan』によると、ECサイト/ネットショップにおける「KPI」の項目として、以下の項目が挙げられている。

  • 売上数
  • 注文数
  • 訪問数(visit)
  • コンバージョン率(注文数 ÷ 訪問数 × 100)
  • 1訪問あたりの売上(売上 ÷ 訪問数)
  • 1注文あたりの売上(売上 ÷ 注文数)
  • 平均売上金額(売上 ÷ 注文数)

つまり「KPI」とは、ECサイト/ネットショップの運営のおいて評価するため、ウェブサイトを通じた企業の業績への評価を行うために重要な項目をまとめたもの、ということ。
ずっと前に、SEO関連用語で「キーワードの検索回数に対する、検索エンジンへの登録ページ数」のことを「KPI」と言っていたけど、それとはまったく違う意味。まぁ、こっちの KPI はまったく意味のない数値だと思っていたけど。

ROI ( Return on Investment )

投資( Investment )に対する、利益( Return )がどれだけあったか、という指標。投資利益率とか、投資対効果という。
細かい例としては、Overture や Google AdWords などの検索連動型広告における、広告費に対する注文数や顧客獲得数を数値化した「CPA( Cost Per Action)」というもの。

リードジェネレーション

「リードジェネレーション」とは、「新規の見込み客を獲得する」ための考えや方法、全体的な戦術のこと。
単なる「アクセス数アップ」ではなく、顧客となってくれる人がいる所へ的確にアプローチできる媒体を選ぶことや、アクセスを集めた後の注文手続きや資料請求、問い合わせなど、具体的な契約を結ぶための方法なども含めたもの。

デジタルサイネージ

ポスターなどの代わりに平面ディスプレイやプロジェクタを設置し、情報を表示させる媒体のこと。
渋谷のスクランブル交差点などにある街頭ビジョンや、電車内のモニターもデジタルサイネージの一つ。
従来の紙のポスターではできなかった、一カ所での多種多様な情報の提供や、時間帯や地域にあわせた情報を発信することができる。
WebSig 会議内でも、来年より一層注目が高まるものとして話が上がっていた。
やはり、自分で調べると用語の意味がわかるようになりますねあと、「無理して難しい言葉を使う必要ないじゃん!」とも思ってしまいます。(「Webインテグレーションとか)
このような新しい用語は次から次に出てきますし、お客様からも「これって、どういう意味?」と質問されることもあるので、まずが自分がきちんと理解し、簡単にわかりやすく説明できるようになっておかなければと思います。

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