朝日新聞社が公式に「asahiる(アサヒる)」を始めた

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朝日新聞社 公式 Twitter アカウント

朝日新聞社の Twitter 公式アカウントが、6月8日に開設されました。
» asahi (asahi) on Twitter(朝日新聞社公式アカウント)
自己紹介欄にて、

各種速報やニュースをお届けする予定です。

とあり、今日のサッカーW杯のカタール戦が速報実況の最初でした。
そして、そのつぶやきが、試合内容以上に Twitter 上で大盛り上がりとなりました。

「asahi る(アサヒる)」の意味

ここでの「asahi る(アサヒる)」とは、おととしにネット上で派生した「ねつ造する。でっちあげる」という意味ではなく、「tsuda る」という造語からきています。
「tsuda る」とは、ライターの津田大介さんが各種イベントに出席された時に、パネラーの発言をまとめ、Twitter に投稿することとされています。
この意味が広がって、イベントの生中継、実況、解説をすることを「tsuda る」とされることもあります。
今回、朝日新聞社の公式アカウントで、サッカーの試合の速報をしてくれるということで「asahi る(アサヒる)」としてみました。

asahi ってくれたのは、マッキーさん

今日のカタール戦の様子を Twitter で伝えてくれたのは「マッキー」さんという方でした。
asahi る
自己紹介のつぶやきの最初で『新人歓迎会に行ってきまーす。』とつぶやいていたことからも、(私は)堅く格式高い感じがする新聞記者のイメージとはちょっと違っていました。
asahi る
芝生の種を配っていたブースでの様子も「(笑)」付きでつぶやき、「私も欲しい」と言っています。なんだか、フレンドリーです。

マッキーさんは松井選手がお好き

試合開始早々、カタールのオウンゴールで日本が先制。
マッキーさんは、スポーツナビや J’s GOAL のように実況するのかと思いきや、他の観戦者と同じように試合を見ているようです。
特にMFの松井大輔選手が好きなようで、交代で出てくるのを待ちわびていました。
asahi る
ベンチ入りしていた選手と一緒に松井選手もアップを始めると……
asahi る
マッキーさんの松井選手への期待はかなり大きいようです。

「asahi る」で「アサヒる」が出た!?

試合は 1-0 で進み、前半44分にコーナーキックからこぼれたボールを闘莉王(トゥーリオ)選手が押し込んで追加点!と思いきや、その前にボールに触れた玉田選手のハンドを取られてノーゴール。
その様子をマッキーさんは以下のように伝えています。
asahi る
電光掲示板には 2-0 と表示され、スタジアムの実況で得点の紹介もあったようなので、ノーゴールになったのも不思議に感じた人も多かったようです。
テレビではすぐにノーゴールであることが伝えられたにも関わらず、記者席で観戦していた(と思われる)のに不思議がっていたというのが、逆に不思議に感じました。
そして「asahi る」初回にして、大誤報(!?)も飛び出します。
asahi る
前半45分が終わった段階で「試合終了」というつぶやき!
フォローしているユーザーから一斉に「終わってないよ!」という返信が投稿されました。
それに気付いたのか、マッキーさんは訂正のつぶやきを投稿しています。
asahi る
これだけ迅速な訂正記事(?) が出されるのもかつてない事ではないでしょうか。
このドジっぷりに『ニコニコニュースの中の人を、アホの子で妄想してみた。 – Attribute=51』という記事のことを思い出していました。

マッキーさんお待ちかねの松井選手登場!

後半8分、日本はPKを取られ、カタールのヤハヤ選手がゴールの左に決め、1-1 の同点。
そして後半13分、マッキーさんお待ちかねのMF松井選手が、阿部選手と交代で出場してきました。
asahi る
asahi る
マッキーさんの松井選手への期待の高さが十二分に伺えます。
その後も日本代表は何度かチャンスを作ったものの得点が奪えません。その中でもマッキーさんは松井選手のプレーを追い続けていました。
asahi る

試合終了。そして、@asahi への反響の高さが残った

試合はそのまま 1-1 の引き分けで終了。
終了時のマッキーさんはつぶやいています。
「なんかモヤモヤする試合」とか、「とにかく」とか、記者としてではなく、1人の観戦者、1人のサポーターとしての心からのつぶやきが聞こえてきました。
asahi る
試合終了後に、犬飼会長、岡田監督、キャプテンを務めたDF中澤選手からのW杯本戦出場の報告がありました。
最後になって、マッキーさんから、新聞記者さんらしい実況投稿がありました。
asahi る
このような一連のポストが、朝日新聞社の公式アカウント上で投稿されたこともあり、他の Twitter ユーザーからは大きな反響があり、試合中だけでもフォロー数がものすごい勢いで伸びていきました。

「asahi る」は来週も見られるか?

今日のマッキーさんの「asahi る」を通じて、多くの方が楽しむ事ができました。
新聞記者さんといえど、試合中は私たちと同じ1人の観戦者であり、1人のサポーターです。好きな選手の活躍にはしゃぎ、応援するチームが勝てば喜び、負ければガッカリします。
試合の後は冷静に記事を書き上げ、しっかりとお仕事をされていましたが、試合中の反応は私たちとほとんど何ら変わりはありません。
試合前の雰囲気を楽しんだり、ハンドでノーゴールになった様子を不思議がったり、好きな選手が出てきて活躍したりする様子を伝え、私たちが知る事ができたことだけでも、メディアのあり方としては大きな一歩なのかもしれません。
朝日新聞社として当初の目論みとは大きく異なる反響だったかもしれませんが、ぜひ今後も続けて欲しい人は多いでしょう。
来週6月17日には、W杯最終予選の最終戦、オーストラリア戦が行われます。
試合はオーストラリアで行われるアウェイ戦なのですが、ぜひ、引き続きマッキーさんに現地取材に行っていただき、試合の様子を「asahi」ってくれることを期待したいです。
» asahi (asahi) on Twitter

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