熊本に新しいゆるキャラが誕生!? 人吉市の郷土玩具「きじ馬」がモチーフ

NO IMAGE

「ゆるキャラ」ブームもすっかり定着した感がありますが、熊本に新しいゆるキャラが誕生しました。
『asahi.com(朝日新聞社):きじ馬、ゆるキャラに変身 熊本・人吉温泉観光協会 – 社会』

 熊本県人吉市の人吉温泉観光協会(尾方芳樹会長)は31日、郷土玩具「きじ馬」をモチーフにした着ぐるみのマスコットキャラクターを発表した。

「きじ馬」って何?

モチーフになっている「きじ馬」は、熊本県人吉市の伝統工芸品で、ウッチャンナンチャンのウッチャン(内村光良)が、バラエティ番組内での地元ネタでいじられることもある品物です。(参考:『2008-06-06 – でいだらにっき』)
「きじ馬」について、上記記事内で簡単な説明があります。

鳥をかたどった車輪付きの木製玩具。赤、黄、緑の鮮やかな色づかいが特徴だ。源平合戦で敗れた平家の落人が人吉球磨の山あいに隠れ住み、作り始めたと言い伝えられている。

また、『旅行記 ・きじ馬を訪ねて ? 熊本県人吉市』にて、以下のように説明されています。

九州山脈から木を産し製品とする木地(きじ)師が作ったことからそう呼ばれるようになった九州各地の『きじ馬』は、東北のこけしに匹敵する郷土玩具といわれます。そして、熊本県人吉・球磨地方に伝わる『きじ馬』は、平家の落人たちが過ぎし都での華やかな生活を思い返すすべもない暮らしを慰めるため作り出したといわています。

「源平合戦に敗れた平家の落人が、都での華やかな生活を思い出しながら作ったもの」と聞くと、ものすごく哀愁を感じます。

ゆるキャラの名前を募集中

また、きじ馬の地元新聞の『人吉新聞|地域のニュース』にて、より詳細なプロフィールがありました。

 「大きな瞳」がチャームポイントのマスコットのプロフィルは、性別不明、年齢は推定で800歳、出身地は人吉市。身長150センチ、体重85キロ、ウエスト2・3メートル、視力4・0、最高速度時速2キロ、性格はのんびり屋、趣味は温泉めぐり。
 球磨焼酎が好きで、夜の晩酌が日課。最近は体重が気になるため、春風マラソンに挑戦予定。

マラソンに挑戦するということなのですが、最高時速2キロという速さで完走できるのか不安です。
このゆるキャラには名前がまだないとのことで、愛称を公募を受け付けています。

 愛称募集は、今月31日まで。住所、年齢、性別を問わず、自由に応募可能だが、1人1点。賞品は、最優秀賞1点(人吉商連商品券5万円分)、優秀賞3点(球磨焼酎3000円相当)、佳作10点(同協会オリジナルグッズ)。
 愛称、コメント(意味やストーリー)、郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記載し、官製はがきか、同協会ホームページ「マスコットキャラクター愛称応募用紙」で記入し、メール(kankou@city.hitoyoshi.lg.jp)で応募を。

正直、このキャラクターが「ゆるキャラ」としてどこまで活躍できるのか。「ひこにゃん」や「せんとくん」などの全国的キャラクターに対抗できるのか。まったくわかりません。
熊本城築城400年祭の「ひごまる」について「ゆるくてイイ!」と言っていたゆるキャラ大好きな友人も、この「きじ馬」キャラについては、開口一番「怖いぃ!」という反応でした……
手足がそのまま出ていて、足は車輪のようなものに挟まれており、私も「果たしてコイツはゆるいのか!?」という気持ち満載です。
ですが、熊本の新しいキャラクターとして「ゆるコワ」というポジションを確立してもらい、盛り上げてもらうためにも応援していきたいと思います。

熊本県の話題カテゴリの最新記事