書店の新刊コーナーで赤い表紙がひときわ目立っていた「買わせる技術」(松本 朋子・著)を読みました。
思わず財布を開く魔法のルール
そのヒミツは「期待による幸福」+「過去の快感」にある!『買わせる技術』帯コピーより
著者によると、お客様が商品を購入する動機は、
- 過去に体験した快感を呼び起こすこと
- 期待による幸福をイメージさせること
が重要なのだそうです。
こどもの時に感じていた、嬉しかったことや楽しかったことを思い出させてくれることが一つ目の重要なことです。
「なかなか買ってもらえなかったおもちゃが手に入った」嬉しさや、「家族みんなで遊園地に行って一日中遊んだ」楽しかったことなど、過去に体験した快感をもう一度味わうことができるとわかると、お客様は喜んで購入するそうです。
もう一つ、商品を購入して使用することで得られるであろう幸福をはっきりと伝えることが重要です。
食事であれば食べて美味しいもの、マッサージであれば気持ちがよくリラックスできるもの、カラオケなら楽しく歌ってストレス発散できるもの、という快感が理解できているため、その快感に「浸る」という幸福を得るために製品やサービスを購入します。
また、五感を刺激し満足できる幸福が得られるものに対しても積極的に購入するそうです。
デザインがカワイイもの・カッコいいもの(視覚)、美味しいもの(味覚)、いい香りがする(嗅覚)、さわり心地や使い心地がいい(触覚)、気分が良くなる・安らぐ音楽(聴覚)など、感覚を刺激して満足できるものをお客様は購入していくそうです。
過去の体験から得られた快感をもとに、より満足して幸せな気分になっていただける製品やサービスを提供していきたいと思います。