徳島の過疎の街から生まれた「葉っぱを売る」ビジネスが世界へ進出

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葉っぱビジネス

「私たちは単に葉っぱを売っているのではない。情報に価値をを加えて提供している。」

NHK『おはよう日本』で徳島県上勝町の株式会社いろどりが取り上げられていました。この会社は、料亭で使われる「つまもの」を出荷するビジネスを行っています。

過疎化が進む街で、いらないものと思われていた「葉っぱを売る」ことに成功し、街全体で年商2億円を超え、地方創成ビジネスとして注目を集めました。

そのいろどりが世界に進出するとしてとりあげられていました。

必要としている人に届ければちゃんと値段をつけてくれる

いろどりの海外進出先として取り上げられていたのは、フランス。世界的な和食ブームの広がりに加えて、フランス料理は「お皿の上に乗っているものはすべて食べる」ということで、まず「葉わさび」を展示会に持ち込まれていました。

現地の方々にも「葉っぱなのにきちんとわさびの風味があって美味しい」と好評のようでした。

いろどりの横石社長の「(葉っぱは)必要とされていない人に届けても意味がない。だが、必要としている人に届ければ、きちんとした価格をつけてくれる。」というコメントが特に印象的でした。

これは葉っぱに限らず、Apple Watch やブルーボトルコーヒーなど、すべての商品にいえることです。

自分の製品やサービスは、誰に提供すれば一番価値があるものか、今一度考えて、仕事に取り組まなければと思いました。

この「葉っぱを売る」ビジネスの誕生については、『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』という本に詳しく書かれています。過疎化・高齢化が進む街から、いかにして年商2億円を超える世界的なビジネスが生まれたのか。興味がある方はぜひ読んでみてください。

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