そろそろ「売れないオンラインショップの条件」について、ひとこと言っておくか

ネットショッピング

『japan.internet.com Webビジネス – 売れないオンラインショップの条件』という記事を読んで、内容をほとんど鵜呑みにする人は少ないと信じたいのですが、これで「ネットショップを構築するのにWebデザイナーはいらないんだね」と勘違いされては困るので書いておきます。

ネットショップにおける「デザイン」

果てしない縦のスクロールが続き、 デザインを無視した巨大な商品写真と巨大フォントで書かれたキャッチコピーの嵐、段組みも行わない。 極めつけはこれでもかという購入者の体験談が延々と続いている。大手広告代理店のアートディレクターやデザイナーが見たら卒倒するようなデザインだ。

ここにあえて釣られてみる。

これが、ネットショップのデザインなのですよ」と。

「デザイン」といっても、見た目をキレイにすることだけがデザインじゃない。 目的を達成させる(ネットショップにおいては商品を販売する)ことを実現することもデザインの役目の一つです。

そして、

・巨大な商品写真
・巨大なフォントのキャッチコピーの嵐
・購入者の体験談

を活用するのは、通販の常套手段。

「大手広告代理店」の人が卒倒しようが、何しようが、この手法で通販会社・ネットショップは伸びてきているのです。

ネットショップで売上を上げる方法

■ 売れないオンラインショップの条件

売れていないオンラインショップが、小手先だけで上記の点を変えたとしてもおそらく売上はかわらないだろう。

そんなことはない。 売れている店舗のノウハウを真似すれば、ある程度は上がる。

ネットショップの売り上げアップの近道は、「売れている店舗のノウハウを真似する」こと。

・商品利用時のイメージがしやすい商品写真を大きく掲載する
・お客さまをツカむキャッチコピーを使う
・著名人の推薦、専門家の解説、お客様からの体験談を掲載して信頼性を高める

というノウハウは、通販カタログや雑誌の通販ページで昔から使われている手法であり、楽天などのモールで売れている店舗の商品ページにはどこも組み込まれています。

ただ、「ノウハウを真似する」だけでは、売り上げアップも頭打ちになります。まずは売れている店舗のノウハウを真似し、そこから学んだことを活かして改善していくことが売り上げアップの近道の一つです。

(売れないオンラインショップ)

これを実践して売れている店舗も山ほど知っていますが……

ネットショップの売上と「デザイン」には強い関係がありますよ

■ 売上とデザインは無関係

現在では、何人かの方々が、オンラインショップでの「Web デザイナー不要説」「おしゃれなデザインは売れない」などの理論を唱えている。

……( ゚д゚)ポカーン

その「何人かの方々」をつれてきてくれませんか?

デザインが不要なのではなくて、売り手側が、その商品やターゲットに対して、伝えたいことを素直に率直に表現することが一番大事で、それを伝えることができれば、デザインの良し悪しは大きな問題ではないということなのである。

ネットショップに限ったことではないのですが、「店長がお客さまに伝えたいことを伝わるようにすること」が「デザイン」でもあるわけですが。

オンラインショップでは、売り手側のメッセージ(伝えたいこと)に基づいた表現方法が非常に重要な意味を持ち、それが適切に表現されていれ
ば、閲覧者はそれを十分に理解してくれる。

うん、そうですよね。

自分で「売り手側のメッセージ(伝えたいこと)に基づいた表現方法が非常に重要な意味を持」っているって言ってるね。つまり、「デザインが大事」って言ってるよね。w

「まず、Web サイトはいいデザインであるべき」とういことを徹底的に極めれば極めるほど、”売れないサイト”に近づいていくのである。

ネットショップで「売れてないサイト」は、「商品の良さや特性など、店長がお客さまに伝えたいメッセージが伝わっていない」ということなので、「良くないデザイン」ということになります。

一見カッコ悪いその年商3億円の英語教材販売ページも、トップページにFlashコンテンツがバーンと登場するZOZOTOWNも、売り上げを上げている点から考えれば、「良くデザインされているネットショップ」ということです。

ネットショップでも「良いデザイン」は重要です

「ビジュアルデザイン」が良いことでアクセスしてきたお客さまの第一印象を良くし、信頼性を高める効果は十分に得られます。しかし、「ビジュアル」が良いだけでは、売り上げが上がらないことも事実です。

「ビジュアル」要素以外にも、ネットショップで売り上げを上げるために考え、取り組むべき「デザイン」の要素はたくさんあります。

それは、UIやIA、ユーザビリティ、アクセシビリティ、 XHTML+CSSによるマークアップ、キャッチコピー、SEOなど、マーケティング、セールスなどの要素も含めて、ネットショップの「デザイン」をする必要があります。

著者の会社でも、Web制作やSEO、ユーザビリティテストなどの業務も行われているようですが、それらの業務は、ネットショップにおける「売上を上げるための『デザイン』」の一つにはあてはまらないのでしょうか。

「ネットショップの売り上げを上げるためには、良い『デザイン』からかけ離れましょう」

という風に安易に言って欲しくないです。

ネットショップ運営において、店長がただ製品やサービスを提供するのではなく、お客さまのことを考え、お客さまの欲求を満たすための製品やサービスを通じたメッセージを伝えようとすることは大前提です。

その表現方法として、メッセージをきちんと伝える手段として「良いデザイン」を行う必要があるのです。そして、店長さんやスタッフだけでは表現しきれない部分を補って、代わりに表現し、メッセージが確実に伝わるようにすることが「Webデザイナー」の仕事ではないでしょうか。

私もまだまだ勉強しなければならない点が多く、日々デザイン、マーケティング、セールスなど、多くのことを学びながら、「良いデザイン」のネットショップ構築を行っています。

「ネットショップで売上を上げるためには、良いデザインが必要」です。

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3件のコメント

  1. デザインとアートの違いが理解できない、いい加減な会社の人が書いた記事って事ですよね。
    レビューの文字情報の多さが、デザインである。って事に気が付かないのでしょうね・・・・

  2. tamegoroさん、コメントありがとうございます。
    ある程度は“釣り”な部分もあるのかと思いますが、
    仰られるとおり「デザイン」の「アート」の違いが伝わらないと、
    誤解を招く内容であることも確かだと思います。
    きちんと「レビューをもらうことも『デザインの一部』である」
    ということを伝え、認識してもらい、活用してもらえるように
    していきたいですね。

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