効果的に外部リンクを獲得する方法ベスト31

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Search Engine Ranking Factors | SEOmoz』ネタのつづき。
今回の調査結果から、外部リンク対策を行うことが重要であると多くの人が認識している。では、どうすれば、多くの外部リンクを効果的に獲得することができるか。
SEOmoz が今回の調査で挙げた外部リンクを獲得する31の方法のうち、効果があったものを調査したランキングを公開していた。

効果のある外部リンク獲得方法ベスト31

SEOmoz が挙げた31のリンク獲得方法における、ランキングは以下の通り。

  1. リンクベイトやクチコミを生むコンテンツ作り – 67%
  2. ブログを書き、ブログ界隈に参加する – 66%
  3. 古典的な「価値のある記事を制作する」方法(プロモーション、販促活動を含む) – 58%
  4. PR活動(プレスリリース活動だけではない) – 56%
  5. 個別のサイト、ウェブマスターから直接リンクを購入する – 54%
  6. ウィジェットや貼付け型コンテンツの提供 – 54%
  7. カンファレンスやイベントの開催 – 54%
  8. UGC (User Generated Content)(プロフィールや内容などへのリンクを含む)- 53%
  9. 信頼性の高い、または権威のあるディレクトリへの登録(DOMZ や Yahoo! など) – 52%
  10. ニッチなソーシャルメディアコミュニティへの参加 – 51%
  11. ローカル地域でのリンク構築(地域のリスト、組織への参加、ポータルサイトへの登録 など) – 51%
  12. ソーシャル投票ポータルサイトへの参加(例:Digg) – 50%
  13. クイズと回答のパーツ配布 – 50%
  14. ソーシャルブックマークサービスの利用(例:Delicious、StumbleUpon など) – 49%
  15. リンク獲得のためにチャリティー、非営利組織、イベントに協力する – 45%
  16. リンク構築のために Twitter でつぶやく – 43%
  17. 一般のディレクトリサイトへの登録 – 42%
  18. ウェブマスターに直接リンク構築(報酬なし)の依頼をする – 41%
  19. オフラインでの広告、ブランディング、メディア露出 – 39%
  20. プレスリリース配信 – 39%
  21. ロングテールのディレクトリサイトへの登録 – 39%
  22. SNS への参加(Facebook、MySpace、LinkedIn) – 37%
  23. リンク販売業者からのリンク購入 – 37%
  24. ウェブサイトの公開、その後の小規模サイトからの301リダイレクト – 36%
  25. 古いドメインを購入し、リンクを設置する – 36%
  26. 古いドメインを購入し、301リダイレクトを設置する – 32%
  27. 相互リンク – 29%
  28. ブログのコメント返し – 29%
  29. ウェブ広告の利用(パナー広告、PPC広告 など) – 25%
  30. リンク構築フォーラムへの参加 – 23%
  31. ブログの自動構築、ゲストブック、コメントスパム – 10%

なお、ランキング横のパーセンテージは以下のように評価分類されている。

  • 65% – 100%: 非常に効果がある
  • 55% – 64%: 効果が高い
  • 45% – 54%: 効果がある
  • 35% – 44%: 効果は低い
  • 25% – 34%: あまり効果はない
  • 0% – 24%: ほとんど効果はない

「非常に効果がある」とされたのは、「リンクベイトやクチコミを生むコンテンツ作り」と「ブログを書いて、ブログ界に参加」すること。
現状では、アクセスした人が他の人にも広めたくなるようなネタ作りをすること、またその広める手段の一つである「ブログ」を自らも活用するのが非常に効果があるということ。
また「効果が高い」のは、「古典的な『役立つコンテンツ』作り」と「PR活動」。従来からあるリンクを獲得する方法が、やはり地道かつ強いリンク獲得の方法である、ということのようだ。

「有料リンクの購入」はマイナス要因だが、効果があると認識されている

リストの中には「ウェブマスターに報酬を支払ってリンクを購入する」というのと、「リンク販売業者からのリンク購入」というのもある。
「有料リンクの購入」はマイナス要因としても挙げられていたが、検索順位の決定において外部リンクの重要性が高まっている現状において、外部リンクの購入による効果も高いと認められているということだろう。
検索エンジン側が「リンク販売業者からのリンク」と認識している場合、また「リンクを販売すると告知している場合」は、マイナス要因となり、最悪の場合インデックスから削除、という処置をとられる恐れもある。
しかし、個人的に直接やり取りをされている場合、対応が追いつかない。また、有料リンクなのか、個々人の好意的なリンクなのか判別する基準もあいまいである。
今後もしばらくは、リンクのやりとりに関するいたちごっこは続くだろう。

いかにして外部リンクを獲得するためのコンテンツ作りを行うか

今回の調査結果で「効果がある」とされた上位の項目は、

  • リンクベイト、クチコミで広められるコンテンツ作り
  • ブログを書き、ブログ界に参加する
  • 古典的な「役立つコンテンツ」を作り、プロモーションして広める
  • PR活動を行う

すなわち、「話のネタになるコンテンツを提供して、広めること」が効果があるということになる。
リンクベイトに関しては、住太陽さんのブログ記事が非常に参考になる。

また、中川淳一郎さんの著書『ウェブはバカと暇人のもの』にて、アクセスを集めるネタについて10種類紹介されている。
外部リンクを集めるためのネタ作りの仕方を知るには良い内容なので、ぜひ一度呼んでいただきたい。
ただ、忘れないで欲しいのは、「外部リンクを獲得すること」は「検索順位を上昇させるために効果のある手法の一つ」であること。また、「検索順位を上げること」は「ウェブサイトへのアクセスを集め、顧客を獲得するための方法の一つ」であるということ。
すなわち、「外部リンクを集めること」も「検索順位を上げること」も「手段」であり、「目的」ではない、ということ。
ウェブサイトを運営する目的は、何らかの製品やサービスの認知度を向上させたり、商品を販売したり、顧客を獲得したりすることである。
その目的を達成するための方法として検索結果の順位を上げる。そして検索順位を上げる方法の一つとしてリンクポピュラリティを高める、ということを忘れないようにして取り組んでいかなければならない。

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