中川家がブラックマヨネーズに語った M-1 決勝前の「がんばって」という言葉の重さ

2005年の M-1 グランプリ王者・ブラックマヨネーズが司会を務める
トーク番組『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』。

先日6月4日放送のゲストは第1回(2001年)の M-1 王者・中川家。
M-1 王者同士のトークということもあり、舞台裏の話も多く飛び出しました。

中川家の「お兄ちゃん」こと剛さんは、
M-1 決勝直前に島田紳助さんに言われた一言によって、
とても救われたそうです。

中川家が M-1 決勝直前に島田紳助さんに言われたこと

ブラックマヨネーズの2人が、M-1 決勝の前に中川家から
「あんなもん気楽でええで」と声をかけられ、緊張がとれたというエピソードから、
中川家が「実は自分たちも同じようにしてもらった」という話に。

中川家は M-1 第1回の王者に輝きましたが、
大会前から優勝候補ということで多くのメディアに取り上げられ、
周りからのプレッシャーも強かったそうです。

もちろん、友人などからも「がんばって」などの言葉をかけられ、
応援されていたのですが、その度にプレッシャーに感じていました。

そして、M-1 決勝の当日。

本番数時間前に楽屋入りした中川家の前に現れたのは、
大会実行委員長の島田紳助さん。

そして、2人に向かってこう言ったそうです。

「ムリや。お前らにはムリや。」

普通なら考えられない言葉ですが、
この一言で中川家の2人はプレッシャーから解放され、
素晴らしい漫才を披露し、優勝することができたそうです。

そして、優勝が決まった後、島田紳助さんから、
「ようがんばったな」と声かけられたそうです。

「がんばって」という言葉の重さ

「頑張れ」っていう言葉の違和感 | [M] mbdb』にて以下のように書かれています。

「頑張る」という言葉は、基本的に自ら発したものになります。
言葉の意味から言えば、それを自ら発する人を賞賛すべきだし、その気構えを後押ししたり支えてあげようという気になりますよね。
用法的にも自発的なものであるからこそ成り立つ部分が大きい言葉なんでしょう。

中川家も、以下のように言っていました。

「がんばるのは本人たちががんばるから、そこに「がんばれ」と言わない方がいい」

声をかける人たちは応援してあげたいという気持ちから発しているのですが、
その言葉がかえってプレッシャーになってしまうこともあります。

また、中川家は以下のように例えていました。

「風呂入ろうと思ったら、「風呂入れ」って言われるようなもん。」

どういう言葉が良いか

では、応援したい時や支援したい時、どのように言葉をかけてあげると良いのでしょうか。

「頑張れ」っていう言葉の違和感 | [M] mbdb』では、以下のように書かれています。

じゃあ、どんな言葉なら? ということになるわけですけど、これがまぁしっくりくるものがない。多分、一言的なもので言おうとするから、しっくりこないのかも。
であれば、そうした応援したい気持ちを表現するときは、一言に収斂するのではなく、きちっとその気持ちを言語化するほうがいいんじゃないかと思います。

「がんばれ」という言葉が適しているときもあれば、
しっかりと自分の気持ちを伝えるとよいときもあります。

また、何も言わずに、ただそばにいて話を聞くことがよいときもあるでしょう。

「漫才師」という言葉で観客を笑わせ、楽しませるプロが話だけに、
より一層、言葉の重さというものを感じることができました。

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