そろそろウェブサイトの「ホワイトリスト」が必要になってくる段階か。

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インターネット・ガイドブック

YAHOO! Internet Guide 休刊 – 最後の表紙は松木里菜 – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」』より
Yahoo!JAPANが発行するパソコン&インターネット入門誌『YAHOO! Internet Guide』が今月29日に発売号を持って休刊するとのことです。

本当にインターネットに関する情報は、ウェブ上で簡単に見つけられるのかな?

最後のページに休刊に至った理由が書かれていました。

“現在に至り、インターネットに関する情報は、ウェブ上でも簡単に見つけられる時代となりました。こうした時局を鑑み、インターネットの情報をわかりやすく伝えるという本誌の使命を終えたと判断し、今月号をもしまして休刊させていただくことになりました。”

果たしてそうでしょうか?
「パソコン、インターネットの初心者」という人の数が減ってきているのが事実だとは思いますが、パソコンを利用する人全員が自分の欲しい情報をすぐに見つけられるかどうかと問われると疑問です。
例えば、用語を調べたいときに「ウッーウッーウマウマとは」というふうに「とは」とつけて検索するなど、みんなが自分の欲しい情報を検索からすぐに見つけられるようになっているとは、まだ思えません。
また、SEOなどの氾濫によって、利用者にとっては役に立たないサイト、時にはスパムサイトに検索結果が占領され、自分の欲しい情報がまったく見つからない、ということもあります。
インターネット初心者が最初に見たいサイトを見つけたり、新たに興味が湧いた分野のサイトを手っ取り早く見つけたりするのに「Yahoo! Internet Guide」のようなガイド本がまだまだ有用ではないかと思います。

インターネットの「ホワイトリスト」づくり

出版社として「出版費用に見合わない事業から撤退するという判断」だとしたら仕方ないことですが、四半期・半年ごとくらいにムックとして出版してくれるとありがたいです。
それとは別に「インターネットに関する情報は、ウェブ上でも簡単に見つけられる」ように、「ホワイトリスト」を作成し、共有していく必要もあるのかもしれません。
ホワイトリストの作成、共有については、smashmedia の河野さんを中心に運営されている「ぽぷる」というブログのホワイトリストがあります。
一般のウェブサイトは、それなりに見つけることができますが、内容が充実した「読みたい!」と思えるブログを探すのは一苦労です。その際に、まずこのリストに登録されているブログから読み始めていくことで、自分の好きなブログをみつけていくことができます。
このような「ホワイトリスト」の作成の動きが徐々に広まり、利用者数が集まった段階で、このリストを改めて「書籍化」することで、広く一般にリストを配布することも可能です。
インターネットでできること、雑誌でできることを見極め、それぞれの特性を活かして、相互補完しつつ活用していければと思います。

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