Twitter でラジオ番組に革命が起こる – ラジオでの「Twitter大喜利」に参加して感じたこと

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Twitter大喜利に参加

ニッポン放送で「Twitter大喜利」』という記事で、ラジオ番組が Twitter を活用したコーナーを展開しているということを書きました。
実際、どれくらい盛り上がっているのか体感するため、11月24日の「銀河に吠えろ!宇宙GメンTAKUYA」を聞いて、大喜利にも参加してみました。

コーナーが始まると数百件の投稿が寄せられる

番組も後半になってからの参加でしたが、パーソナリティのヨシダ研究員( @yoshidahisanori )からお題が発表されると、リスナーが一気に回答を投稿します。
回答の数はあっという間に増えていき、エンディングまでの20分で数百件もの回答が寄せられていました。
Twitterに投稿される回答もあっという間に流れていってしまうので、回答を拾うパーソナリティの方も大変で、「その時、目についた面白い回答」をひたすら拾い上げて読み上げ、反応していく、というライブ感満載のコーナーでした。
コーナー終了後も、ヨシダ研究員が Twitter 上のおもしろかった回答、ReTweet(引用)込みでを拾い上げ、コメントを書かれていたりしていました。

パーソナリティだけでなく、リスナーも体験できる

ヨシダ研究員こと、吉田アナウンサーはブログにて以下のように書かれています。

一瞬たりとも画面から目を離せないのは、
IT時代のトレーダーさんと、
twitter大喜利中のアナウンサー、かなぁ。

いや、ホントすげー勢いで文章が押し寄せてくるんだよね。
この体験、昔はメールでやってたので、
私一人だけしか何もしてなかったけど、

これ、twitterだと、世界中の人に体験してもらえるんだよねー。

画面から目が離せない! – Yoshida HisanoriさんのMySpaceブログ』より

今までパーソナリティや番組制作スタッフだけしか感じることができなかったことが、Twitter を使うことでリスナーと共有し、ともに体感することができる。
ラジオ番組で Twitter が上手く活用されることにより、パーソナリティとリスナーとの距離感が今までより近くなるだけでなく、リスナー同士でのつながりができ、新たなコミュニケーションの形が生まれています。

Twitter でラジオ番組に革命が起こる!?

今回の「ラジオ番組でのTwitter大喜利」体験を通じて、ラジオ番組と Twitter の相性の良さを感じました。
もともと、ラジオ番組にはリスナーからの投稿によるコーナーや、パーソナリティがリスナーと電話で話して盛り上げる内容の番組が多くあります。
その中で、Twitter という「ゆるいつながり」を生むツールを活用することで、ラジオ番組・パーソナリティとリスナーをつなげることができ、さらにリスナー同士のコミュニケーションの場をも作り出すことができるようになっています。
また、中高生のリスナーが多いラジオ番組も数多くあり、モバツイッターや12月から開始される「Amebaなう」など、ケータイから気軽に投稿できるというのも強みとしていかせると思います。
番組への曲のリクエストだけでなく、コーナーへの投稿でも Twitter の威力はおおいに発揮できています。

  • 番組公式アカウント宛に、聞きたい曲のリクエストを送る。
  • パーソナリティが投稿テーマを発表し、リスナーが Reply で投稿する。
  • パーソナリティは返信された投稿からピックアップして紹介する。また、番組内で紹介できなかった投稿をいくつか Twitter 上でコメントフォローなどする。
  • リスナー同士が Twitter 上で交流する。

他にも、ハッシュタグやまとめサービスなどを活用することで、手軽にコミュニケーションが行える場を生み出すことができます。
ラジオ業界も厳しい状況にある中、Twitter がラジオ業界に革命を起こすツールになるかもしれません。

今後、ラジオと Twitter の連携は増えるだろう

Twitter 自体、今年ブレイクしたサービスであり、まだまだ導入している所は少なく、ユーザー数も少ないのが現状です。
DJ TARO さんも『リアルタイムでみんなとランチTIMEを共有したい』とつぶやかれている一方で、『全てを番組でメッセージとしてPICK UPするツールにしたらなんか少し違うかな?とも思って』いるともつぶやかれています。
まだまだお試し段階ということで、これから少しずつ、適切な距離感をつかみ、上手く活用されていくことでしょう。
ラジオ番組は、パーソナリティとリスナーが一緒になって番組を作り上げていくものだからこそ、Twitter というツールが新たな形を生み出してくれたのかもしれません。
今後、ラジオ番組が Twitter などのミニブログサービスと連携し、活用していく事例は増えていくでしょう。
どのような活用事例が生まれるか。また、それによってラジオパーソナリティとリスナーの関係がどのように深まっていくか。とても楽しみです。
» 研究員ヨシダの日記 | 銀河に吠えろ!宇宙GメンTAKUYA

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