ブログ第2世代

ブログ第2世代

「まだ、始まってもいねぇよ。」という声が聞こえてきそうですが。
日本でブログが普及し始めた2002年ごろからのブロゴスフィアと、最近のブロゴスフィアはちょっと性質が違うのかな、という感じがしています。

最初にブログを始めた人は、すでにネットコミュニケーションがわかっている人たち

日本では2002年ごろから「ブログ」が普及し始め、さるさる日記やココログ、ライブドアブログなど、レンタルブログを提供する会社も次々と登場しました。
この頃にブログを開設し、コメントやトラックバックを活用してコミュニケーションを取っていたユーザーは、それ以前にパソコン通信を行っていたり、自分でウェブサイトを活用したり、すでにインターネットでのコミュニケーション、相手の顔が見えない状態でのコミュニケーション力が比較的高かった人たちであったと思います。
また「ブログは検索エンジン対策に効果がある!」とか、「ブログにアフィリエイトシステムを組み合わせてお小遣い稼ぎができる!」というネットビジネスに鼻が効くユーザーによって、一気にブームとなりました。
この土壌が今のブログスフィアの基盤ともなっており、ビジネスブログやCMS、Webマーケティングを考える基にもなっていますが、一方でスパムブログという大きな課題をも作り上げてしまっています。

「mixi」がネットコミュニケーションを普及させた

一般ユーザーがネットコミュニケーション力を身につけるきっかけとなったのは、やはり日本最大のSNS「mixi」でしょう。
2004年3月に開始され、2006年7月に500万人、2007年5月に1000万人を突破した「mixi」は最初「知り合い」だけがいるクローズドな空間で始まり、IT・Webに深く触れることのなかったユーザーが増えるにつれ、趣味・志向・感性が似通っているだけでまったく相手のことを知らない人とのネットでのコミュニケーションが行う機会が増えました。
それに伴い、社会的な事件も起こったりもしていますが、それらのニュースや経験を通じて、インターネットでのコミュニケーションの仕方について、学んでいくことができています。

よりオープンで、よりソーシャルなコミュニケーションを求めて、ブログを開設

しかし「mixi」は、すでにユーザーである人から招待されないと参加、利用できないサービスです。1000万IDを超えているとはいえ、利用していないユーザーが大半で、これから参加しようにも「いまさら」感があることも否めません。
また、ユーザーの方も「mixi」というクローズドな空間での特定の人たちだけのコミュニケーションに飽きたとか、コメント返し、あしあとチェックなどのコミュニケーションに疲れた、としてある時ふっとやめてしまう人も多くいます。
基本的に誰でも見られるよう「よりオープン」に、それでいて自分の趣味・関心、感覚の合う人と広く交流できるよう「よりソーシャル」なコミュニケーションスペースを作ろうと、ブログを開設し、交流している人が増えています。
IT系・Web系、ビジネス系、書評系、自己啓発系などに加え、グルメ、スイーツ、コスメ、ファッション、子育て、セカンドライフ(シルバー層)、など、全体の母数は小さいものの、多種多様なソーシャルネットワークが構成され、コメントやトラックバックも活用してコミュニケーションが行われています。

「ブログ第2世代」のブログ能力は高い

今、ブログでのコミュニケーションを行っている人たちのブログ力は非常に高いものがあります。
デザインはテンプレートを使いつつも、自分で制作したものやブログパーツを組み合わせてアレンジしており、タイトルのつけ方、文章の書き方、テキストの色使いも、読者の心をひきつける工夫が満載です。
写真もどれも上手い写真ばかりが掲載され、料理の美味しさや景色のきれいさがすごく伝わってきます。
アフィリエイトも上手く活用されており、読んだ本、試したコスメ、食べに行ったレストランなど、自分の体験を自分なりの言葉で表現し、読者には良い情報として提供しつつ、いやらしくなくアフィリエイトのリンクを設定しているので、読んでいる側もクリックするときにいやな気分になりにくくなっています。
PVも月間3万PVとか、8万PVの人がゴロゴロいたりして、ジャンルによってはものすごい影響力を持っているブロガーも多く存在しています。
このことは、最近参加したブロガーイベントや、企画・開催している「Action Blogger’s Night!!」などを通じて知ることができました。
自分が今まで知らなかったジャンルにおいてブログが活用されており、コスメ試用会の情報を投稿して共有する女性ブロガーさんたちや、コメントなどで交流し「はとバスオフ会」を開くご年配ブロガーさんたちなど、驚くべき影響力をもったネットワークがあちらこちらに生まれ、コミュニケーションが行われています。
ブログスフィア全体から見た場合、これらのネットワークはまだ少なく、小さいものですが、これからのブログスフィアは一人ひとりが価値あるソーシャルネットワークに参加し、構築され、表面的な検索などでは見つけられないようなものになっていくのだろうと感じています。

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