私たちは「目に見えるもの」でしか判断できない

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価値の判断基準

先日、ある勉強会で学んだこと。

どんなに素晴らしい経営理念を持っていても、”製品”や”サービス”という形にして提供しなければ意味がない。

お客様は、あなたの会社の”経営理念”なんて知らない。
お客様は、目に見える”製品”や”サービス”でしか、価値を判断することができない。


あなたはトヨタやキヤノン、マクドナルド、ディズニーが提供する製品・サービスを知っていますか?
この質問は、多くの人が回答できることでしょう。
トヨタは自動車、キヤノンはカメラやプリンタ、マクドナルドはハンバーガーやフライドポテトなどのファーストフード、ディズニーはディズニーランドなどの娯楽施設を提供しています。
では、あなたは、トヨタやキヤノン、マクドナルド、ディズニーの経営理念を知っていますか?
おそらく、ほとんどの人が回答できないでしょう。
どんなに素晴らしい会社についても、ほとんどの人はその会社の”経営理念”を知りません。顧客は、目に見える「製品」や提供される「サービス」でしか価値を判断することができないのです。
経営理念を持たない企業でも、「良いものを安く」提供してくれるお店ができれば、お客様を集めることができてしまいます。
ただ、それでは、遅かれ早かれ、経営に行き詰まったり、かえって社会全体に損害を与えてしまうことになります。
「お客さまの生活を豊かにする」という理念があったとしたら、「どこよりも商品を安く販売する激安店」とか、「上質な商品だけを取り揃えたセレクトショップ」など、目に見える形として提供しなければなりません。
特に、ウェブ制作などの無形商材(サービス)は、お客様が価値を判断する基準が見えにくいため、数値で表したり、実績を示してアピールする必要があります。
長期的に良い製品やサービスを提供するためには、”経営理念”や”ミッション”、”コンセプト”が重要であり、それに基づく製品やサービスを作り、提供する必要があります。
しかし、”経営理念”や”コンセプト”があるだけではお客様に価値は伝わりません。お客様が求めているのは、良い”製品”であり”サービス”です。
まず、しっかりとした”経営理念”、”ミッション”、”事業コンセプト”を確立し、その価値をお客様に伝えるため、”製品”や”サービス”という形にして提供する、ということを認識しました。

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