2008年12月25日 13:49

CSS Nite Vol.29 で矢野りんさんから学んだ「伝わりやすい文章を書くための5つのポイント」

12月18日に Apple Store Ginza で開催された「CSS Nite Vol.29」に参加してきました。

今回のセッションは、著書『デザインする技術 〜よりよいデザインのための基礎知識』などを書かれている矢野りんさんということで「是が非でも参加せねば!」と意欲満々で参加してきました。

伝わりやすい文章を書くための5つのポイント

矢野りんさんの文章は、いつも「ズバッ!」と切れ味鋭い文章で、読んで納得しながらスッキリとした気持ちになります。

今回、その"極意"ともいえるものを教わりました。

伝わりやすい文章を書くためには、たった5つのポイントを気をつければ良いということです。

  • 主語と述語を近づける
  • 1文は短く
  • 重要なポイントは具体的に
  • むやみに受動態は使わない
  • むやみに否定文は使わない

『主語と述語を近づける』

まず、伝わりやすい文章を書くためには「主語と述語を近づける」というのがポイントだそうです。

CSS Nite Vol.29 が 2008年12月18日に Apple Store Ginza にて開催されました。

なんとなく、わかりにくい感じがしませんか?

これを以下のように書き換えてみます。

2008年12月18日に Apple Store Ginza にて CSS Nite Vol.29 が開催されました。

時間や時期、日程を示す部分を前に出したことで、主語( CSS Nite Vol.29 )と述語(開催されました)が近くなり、伝わりやすい文章になりました。

『1文は短く』

このポイントはわかりやすいと思います。とにかく文章が長くなりすぎたらアウトです。

自分が書いた文章に、

「~だが」が出てきたら、「~だ。しかし~」に
「~して」が出てきたら、「~する。さらに~」に

することで文章を短くして、伝わりやすくなります。

『重要なポイントは具体的に』

F-02A は防水機能が備わったものです

上の例文では「F-02A」がどういうものであるのかわからないと、まったく理解することができません。

F-02A は防水機能が備わった携帯電話です

先ほどの例文の「もの」の部分を「携帯電話」と具体的に書きなおしたことで、伝わりやすくなりました。

重要な部分は具体的に書き、丁寧な説明を心がけると伝わりやすい文章になります。

「もの」のほか、「あれ」「これ」「それ」という指示代名詞が文章中に出てきたら注意が必要です。書いている対象について、自分自身も充分に理解できてない可能性があります。

自分が理解できていないと、相手にも伝わりにくくなりますので、まず自分がきちんと理解し、相手に伝えやすくするために具体的に記述します。

『むやみに受動態を使わない』

受動態とは「~された」や「~される」など、受け身の表現の時に使用されるものです。

受動態の多い文章では「自分の意見」を言うではなく、「他人の意見」を借りてきた印象が強くなります。

「 ~ と思われる」や「 ~ だろう」というのも受動態ではありませんが、「他人の意見」と感じさせる点では同じです。

「 ~ が ~ された」は「 ~ した」に
「 ~ される」は「 ~ だ」

に書き換えると自分の意見として、伝わりやすくなります。

このようにはっきりと書くことで「断定」の意味合いが強くなり、意見のあわない人との議論や反論、批判を受けることもありますが、矢野さんいわく「それがコミュニケーション」ということです。

根拠のない批判や誹謗中傷はスルーしつつ、コミュニケーションをとる能力も身につける必要があります。

『むやみに否定文は使わない』

節電のため、電気をつけたままにしないでください

これの例文を以下のように直します。

節電のため、電気を消しましょう

否定文を肯定文に直すことで、伝わりやすくなりました。

また、

プログラム言語を身につけなければ、Webサービスを開発することはできない

という二重否定文も、

プログラム言語を身につければ、Webサービスを開発することができる

と直すことで伝わりやすくなります。

ネガティブな文章は読んでいる方の気持ちも落ちてしまいやすくなりますので、ポジティブな文章を書き手いきたいですね。


以上が、矢野りんさんから学んだ「5つのポイント」ですが、最後に CSS Nite 主宰の鷹野さんからも3つのポイントを教えていただきました。

  • 同じ文末を繰り返さない(「 ~ だ」、「 ~ である」、体現止め、など)
  • 文章のバランス(短い文 - 長い文/長い文 - 短い文)
  • 書き終わった後に、一度音読する

特に「一度音読する」というのは非常に有効な方法です。

「音読して読みづらい所は、読んでいる人にも伝わりにくい部分である」ということです。


今回学んだ「5つのポイント(+α)」を気をつけながら、ブログ記事やメールの文章などを書いていきます。


▼デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術 - 矢野 りん (著)
デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術 - 矢野 りん (著)

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コメント(2)

>プログラム言語を身につけなければ、Webサービスを開発することはできない

>プログラム言語を身につければ、Webサービスを開発することができる

これ、意味が変わってますね。

「外を歩かなければ、車にひかれない」と「外を歩けば、車にひかれる」は違うのと同じ。

あっこさん、コメントありがとうございます。
おっしゃられるとおり、二重否定文を修正する事で、
文章の意味が変わることもありますね。

重要なのは「伝わりやすい文章にするために、むやみに否定文を使わない」という点で、
異なる意味であっても、筆者の考えにあっていれば問題なく、
より伝えたい事をきちんと伝えるためのポイント、
ということでご理解いただければと思います。

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M.Fuchie(ふっちー)

ネットショップ構築を中心に行うフリーのWebデザイナーです。日々いろんなことを勉強し、実践し、身につけていく記録を残すためブログを書いています。

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