『そんなんじゃクチコミしないよ。』を読みました

そんなんじゃクチコミしないよ。

ウェブマーケティング、クチコミマーケティングに関する耳障りのいいことについて鋭くツッコミをいれ、バッサリと斬り捨てる記事が気持ちイイ、河野武さんのブログ「smashmedia」が書籍となりました。
ブログでRSSを登録して読ませていただいていたのですが、書籍で改めて読むことで情報が整理され、より一層深く考えることができました。

インターネット、ブログに幻想を抱いていませんか?

インターネット上では「インターネットでバカ売れ!」とか、「ネットショップで売上倍増!」、「ブログでクチコミを起こしてブームを作ろう!」などの思わずなびいてしまいそうな誘い文句が毎日飛び交っています。
しかし、実際はどうなのでしょうか?
インターネット上でのプロモーションを仕掛けて成功している例はごく一部。その成功例も、数字を見てみると、結果として満足のいくものなのかどうか疑問を持ってしまうこともよくあります。
本の中では、そのようなインターネットプロモーションやネットクチコミの事例を挙げ、「そんなの幻想だよ」、「これが現実だよ」と、ズバッと意見を提示されています。
「ネット広告で多くの人が見てくれた!」→「で、どれくらい売上に貢献したの?」
「ブログパーツを配布したら○万人が貼り付けてくれた!」→「そのうち、何人がお客様になってくれたの?」
「このプロモーションブログはヤラセだ!!」→「でも、実際の売上には影響があまりないよね。」
このように、インターネットやブログに対して、過度な期待を持ったり、強い影響力を求めたりするのは違うよ、ということに気づき、甘い言葉にだまされないようになれます。

「ブロガー」はお客様の代表ではなく、声が大きい一部の方々

ブロガーを招待してモニターイベントなどを行う「ブログイベント」についても、深くツッコミが入っています。
透明人間の買いもの』でも、「ブログの書き込みは、声の大きな人々」と書かれており、ブロガーを優遇したイベントの開催したり、プロモーションを行ったりするなら、その効果をあらかじめ想定しておく必要があると述べられています。
最終的にお客様となる「クチコミをお願いするブログの読者」や「ブログなんてやっていない人」にまでクチコミ情報を届け、来店して商品を購入してもらうためには、誰に、どのように頼めば良いのか、ということもしっかり考えて取り組んでいく必要があります。

ネットショップ運営において、お客様に強力なパートナーになってもらう

とはいえ、ネットショップを運営するにあたって、お客様の「クチコミ」の力を活用することで大きく発展するきっかけにもなります。
商品を購入してくれた方がブログやmixiの日記などに書き、それを読んだ人も購入し、さらに話題が広がって知る人ぞ知る「人気のお取り寄せ商品」となり、テレビや雑誌に取り上げられさらにヒットする、ということもあります。
実際に「クチコミ」を仕掛けようとする前に、まずは良い商品を提供し、お客様に喜んでいただけるサービスを提供することが大前提になります。そうすることで、お客様から「あのお店の○○はいいよ」など、自然にクチコミで広めてくれることもあります。もしくは「よろしければ、ご紹介ください」と頼んでも嫌な顔をされることも少なくなるでしょう。
自分たちが自信をもって提供できる良い商品やサービスを、必要としているお客様に知っていただくための方法として「クチコミ」を活用できるよう、しっかりとしたプロモーションを行うようにしていきましょう。
▼そんなんじゃクチコミしないよ。
  <ネットだけでブームは作れない!新ネットマーケティング読本>
そんなんじゃクチコミしないよ。

「smashmediaブックス」にて「はじめに」と「第5章 ネットクチコミ座談会」を読むことができます。

Pocket
LINEで送る

2件のコメント

  1. 紹介ありがとうございます!
    ご指摘のとおり、クチコミってほっといても自然に起こるもので、「仕掛ける」ことからもっとも遠いものだったりするわけで、考えれば考えるほど違和感が強まります。
    「パートナー」という表現はすごくいいですよね。ぼくもCGMじゃなくてPGM(Partner Generated Media)が大事だと言ってますが、意図してることは同じです。

  2. 河野さん、コメントありがとうございます。
    『「クチコミ」は「仕掛ける」ことからもっとも遠いもの』というのは、とても納得できます。
    ネットショップにおいても「仕掛ける」のではなく「ファン」や「パートナー」を増やしていくことで、自然と「クチコミ」されることも増えていく、ということを伝えていかなければなりませんね。

コメントは停止中です。