『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』を読みました

最近話題の「草食男子」という言葉を世に広めた深澤真紀さんの本。
内容は女性向け自己啓発。「ポジティブ思考」とか「自分探し」などに振り回され、自分を見失っている人に対する自分を大切にした生活の仕方について書かれている。

なにごとも「バランス」が大事

人は誰しも「多くの人から好かれたい」という欲求がある。
しかし、実際はそううまくはいかない。職場の人間関係、近所つき合い、友人・知人とのつきあいにおいて、どうしてもそりが合わない人がいたり、受けつけない人もいる。
そこで自分自身に無理をして、相手にあわせようとするとどこかで壊れてしまう。
自分がダメになってしまわないように、自分自身を大切にしてバランスをとっていく事が大事である、ということを著者は「メンテナンス」という言葉で表現している。

「割り切る」ことも大事

仕事やプライベート、毎日の生活において、楽しい事もあれば、楽しくない事もあります。
よく「何事も楽しみましょう!」という言葉がありますが、そのようなことを無責任に言ってはならない、ということも書かれています。
『楽しい仕事もあれば、楽しくない仕事もある。楽しくない仕事を無理して楽しもうとすると、そこで無理が生じる。楽しくない仕事は事務的に確実にこなすようにする』
また、友だちについても『友だちは「つくる」ものではなく、「できる」もの』と書かれています。
無理してすべての人と上手くお付き合いするのではなく、気の合う人ときちんとつきあうことを大事にすること、とのことです。
職場での上下関係においても、『すべての部下に好かれようとしなくても良い。仕事において、合わない部下に対しては、的確に仕事の指示が出せれば良い。」ということも書かれています。
一見「ドライ」な付き合い方にも思えますが、なによりもまず自分自身を大事にすること、そしてバランス良くつきあっていくための調整を行っていく事が大事である、ということです。

「恋愛」はしなくてもいい!?「恋愛」は趣味の一つ!?

この本の中では『「恋愛」はしなくてもいい』『「恋愛」は趣味の一つと考える』という項目もあります。
男女関係において「彼氏がいないからといって、無理してつきあう必要はない」ということが書かれています。
それでいて、現在「草食男子」という言葉を世間一般に広めて、いろんな所で話をされているのを見ると、「なんだかなぁ」と思ってしまいます。
女性に対して「無理に恋愛しなくてもいい」というのであれば、「別に彼女いらない」という男性のことを「草食男子」と名づけて、「草食男子とはこう付き合え!」なんて広めるのは、男性からするとおせっかいのようにも思えてしまいます。
すべてはブームを作って、本を売るための方法なんだなぁ、と思ってしまいました。
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[追記: 2009年6月8日 19:00]
コメントにて『草食男子についても、「恋愛しなくていい」「新しい男性の生き方の選択肢」っていってます』といただきました。
私がいろんな所の「草食男子」に関する記事、情報を目にして、内容がごちゃまぜになってしまっていました。
まったく違うメディアが「草食男子」というキーワードを利用して、恋愛特集などを組んでいるようですね。
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生態系において、生きていくために必要な分は食べなければなりません。また、恋愛においては無理して食べなくても生きていくことはできます。
それに「草食」だろうと「肉食」だろうと、自分の必要な分だけ食べ、「喰い散らかす」ことはしません。そのようにして生態系は保たれている、と小学校の理科で習った記憶があります。
仕事、プライベート、友人・知人、恋人とのつきあいにおいて、無理する事なく、「草食」とか「婚活」とかの言葉に振り回される事なく、バランスをとりながら生活していくようにしましょう。
▼自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術
自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術

2件のコメント

  1. 深沢さんって、草食男子についても、「恋愛しなくていい」「新しい男性の生き方の選択肢」っていってますよ。

  2. ゆかりさん、コメントありがとうございます。
    各所のコラムなどを確認し、
    違うメディアが「草食男子」「肉食女子」などのキーワードを利用して、
    記事を作っているようで、深澤さんの定義とは異なる部分があるようなので、
    一部、内容を打ち消しました。

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